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MMWR抄訳

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2019/02/01Vol. 68 / No. 4

MMWR68(4):87-90
Use of Toothpaste and Toothbrushing Patterns Among Children and Adolescents — United States, 2013–2016

小児および思春期における歯磨き粉の使用と歯磨きパターン ― アメリカ、2013年~2016年

アメリカにおけるフッ化物の使用は齲歯および齲窩(虫歯)の有病率と重症度の低下に関与する主な要因の一つである。子供の歯磨きは、早ければ生後6カ月頃の第一生歯が萌出する時から推奨され、最初の歯科健診は1歳までに実施すべきである。一方、歯が発達途上での過剰なフッ化物の摂取は、変色や窪みなどのエナメル構造に明らかに検出可能な変化(歯のフッ素症)が生じる可能性がある。したがって、CDCは2歳でフッ素入り歯磨き粉を使い始めることを推奨している。歯磨き粉の量は、3歳未満の小児に対しては米粒の大きさを塗布して使用し、3歳を超えた小児に対しては、不注意による摂取を防ぐ嚥下反射が十分に発達する6歳までは、豆粒大の量(0.25g)以下の使用にすべきである。2013年~2014年サイクルの初頭に、小児および思春期における歯磨き習慣および歯磨き粉の使用に関する質問が、初めてNational Health and Nutrition Examination Survey(NHANES)の質問項目に含まれた。本研究では、子供が歯磨きおよび歯磨き粉の使用を始めた年齢、毎日の歯磨き頻度、歯磨き粉の量に関する質問に対する親または介護者の回答を分析することによって、小児および思春期の歯磨きおよび歯磨き粉使用のパターンを推定する。3~15歳の合計5,157人について分析した。約半数(51%)が非ヒスパニック系白人(白人)、14.4%が非ヒスパニック系黒人(黒人)、15.9%がメキシコ系アメリカ人であった。半数以上(52.8%)が連邦貧困レベル200%以上の収入世帯で、世帯主の3分の2以上(69.1%)が高卒以上の学歴であった。全体の歯磨きを始めた年齢は、1歳未満20.1%、1歳38.8%、2歳26.6%、3歳以上14.5%であった。歯磨き粉の使用を始めたのは、1歳未満9.0%、1歳35.2%、2歳32.7%、3歳以上23.1%であった。1歳未満で歯磨き粉の使用を開始したのは白人8.9%、黒人10.8%、メキシコ系アメリカ人7.7%、3歳以上で開始したのはそれぞれ21.4%、17.3%、31.2%であった。2013年~2016年のデータ分析の結果、3~15歳の子供の80%近くが1歳以降に歯磨きを開始しており、約1/3が1日1回の歯磨きで、3~6歳の子供の38%超が推奨量よりも多い歯磨き粉を使用していた。ヘルスケアの専門家は、親の監督下で推奨量のフッ素入り歯磨き粉を使用することについて最大の効果が得られるように両親に指導することができるかもしれない。

References

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