一般財団法人 国際医学情報センター
エグゼクティブ・アドバイザー
中谷比呂樹
この度、平成27年7月1日付けで国際医学情報センター(IMIC)顧問に就任いたしました。5月末までは、世界保健機関(WHO)事務局長補として、最大規模の局を率いて、貧困と疾病の悪循環をもたらす、エイズ・結核・マラリア・熱帯病対策を担当して参りました。そこで痛感したことは、地球規模で進む相互依存の拡大です。疾病対策には、国境を越えた協力が必要なことは、昨今のエボラ出血熱やMERSからの教訓です。また、技術・医薬品の開発と供給にも、国際的な協力が必要です。そのためには、迅速に正しい情報を発信し、また、海外の膨大な情報を咀嚼して、研究開発、保健医療実務に生かすための情報の付加価値づくりが極めて重要で、その質量双方の向上が求められています。IMICは、いち早く、国際的な医学情報の重要性に着目して、創設されました。私としましては、この伝統を生かし、ダイナミックに変貌して発展を遂げようとしているグローバルヘルスの中で、日本の研究者、企業、実務者の方々が、重要な役割を果たし続けられるよう、都合13年に及ぶ国際経験をもとに、センター事業の充実に貢献していきたいと思っておりますので、宜しく御願い申し上げます。
2019年6月より 世界保健機関(WHO)執行理事会議長
2017年6月より 世界保健機関(WHO)執行理事
2015年6月より 慶應義塾大学特任教授(スーパーグローバル事業)
2007年3月より 世界保健機関(WHO)事務局長補(エイズ・結核・マラリア・特定熱帯病局担当)
2005年8月より 厚生労働省障害保健福祉部長
2004年7月より 国立医薬品食品衛生研究所企画調整官 兼 (独)医薬基盤研究所開設準備室長
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