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MMWR抄訳

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2018/12/14Vol. 67 / No. 49

MMWR67(49):1369-1371
Influenza Activity — United States, September 30–December 1, 2018

インフルエンザ活動性 ― アメリカ、2018年9月30日~12月1日

アメリカのインフルエンザ活動性は2018年10月中に低く、11月中にゆるやかに増加したものの、大半の国で活動性は依然として低い。 2018年12月1日が週末にあたる週におけるインフルエンザ様疾患(ILI)の外来患者の受診率は、全国ベースラインと同等であり、アメリカ保健社会福祉省の10地区のうち4地区にて地区固有のベースラインと同じかわずかに上回った。9月30日以降、大半の管轄区域ではILI活動が最低になっているが、2地区では中等度のILI活動を経験し、2値区では12月1日までの週に高いILI活動を経験した。肺炎およびインフルエンザに起因する死亡率は流行閾値を下回り、インフルエンザ関連の入院率は低いままである。 9月30日以降、検査で確認されたインフルエンザ関連の小児死亡5例がCDCに報告されている。 12月1日が週末にあたる週では、インフルエンザの活動性は大半の管轄区域(40州、コロンビア特別区、プエルトリコ、アメリカバージン諸島)で散発的または局地的な地理的拡散、9州で地域的活動性、1州で広範囲の活動性が報告された。2018年9月30日以降、インフルエンザA(H1N1)pdm09ウイルスが最も頻繁に報告され(すべてのウイルスの67%およびインフルエンザA型ウイルスのサブタイプの81%)、A(H3N2)およびB型ウイルスも報告された。 この期間中に特徴付けられたインフルエンザウイルスの大部分は、2018~19年の北半球インフルエンザワクチンウイルスを代表する細胞増殖標準ウイルスと遺伝的および抗原的に類似していた。 オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビルに対する耐性を有するウイルスは同定されていない。インフルエンザ抗ウイルス薬は、インフルエンザの治療および予防において予防接種の重要な補助剤で、今シーズンのインフルエンザの治療には、経口オセルタミビル、吸入ザナミビル、静脈内ペラミビル、新しく承認された経口バロキサビルの4種類が推奨されている。重症、合併症、進行性の疾患などの高リスクを有し、インフルエンザが確認または疑われる患者に対しては、可能な限り発症してすぐにインフルエンザ抗ウイルス薬による治療が推奨される。 一部の抗ウイルス薬(オセルタミビルおよびザナミビル)は、特定の状況でインフルエンザを予防するための化学予防薬として考えられるが、一般的な季節性または曝露前抗ウイルス化学予防は推奨されない。 抗ウイルス薬の使用に関する最新の推奨事項は以下の通りである(https://www.cdc.gov/flu/professionals/antivirals/summary-clinicians.htm)。

References

  • Grohskopf LA, Sokolow LZ, Broder KR, Walter EB, Fry AM, Jernigan DB. Prevention and control of seasonal influenza with vaccines: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices—United States, 2018–19 influenza season. MMWR Recomm Rep 2018;67(No. RR-3). <https://doi.org/10.15585/mmwr.rr6703a1>

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