ホームIMICライブラリMMWR抄訳2003年(Vol.52)最新情報:一般市民における天然痘ワクチン接種による・・・
2003/08/29Vol. 52 / No. 34
MMWR52(34) : 819-820
Update: Adverse Events Following Civilian Smallpox Vaccination - United States, 2003
8月8日現在のVaccine Adverse Event Reporting System(VAERS)からCDCへ報告された一般市民に対する天然痘ワクチン関連副作用情報を更新する。2003年1月24日-8月8日、天然痘ワクチンは国内55管轄地域にて一般の医療従事者38,257名に対して接種された。6月21日-8月8日、新たに不注意による接種1例と心筋/心膜炎1例が報告された。その他の副作用として、6月21日-8月8日に5例で重度(胸痛、喘息、前立腺炎、複視、下垂症、不明瞭言語、全身不全麻痺、スキューバダイビングによる気縦隔症)、44例で重度でない症状の発現が報告された。1月24日-8月8日における重度でない副作用報告例は653例で、症状として発熱(126例)、皮疹(126例)、疼痛(107例)、頭痛(105例)、掻痒(90例)が多かった。6月21日-8月8日に一般市民接種者からその接触者へのワクチン伝播はみられなかったが、軍関係者から一般市民接触者への伝播は全体で16例報告された。
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