2002年4月－7月、ニューハンプシャー州でオフハイウェイRV車(OHRV)を運転中の青少年がトレイルゲートに衝突して死亡する事故が3件発生し、New Hampshire Department of Health and Human Servicesは死亡事例の問題点と特徴について検討した。1997－2002年にニューハンプシャー州で発生した5件のトレイルゲートとの衝突死事故についての概要を示す。事例1 : 2002年7月14日、午後2時25分、Rockingham Trailでオートバイに乗っていた12歳の少年がゲートに衝突し即死した。少年は安全講習を受けていなかった。事例2 : 2002年4月13日、午後10時23分、暴風雨の中、Keeneの小道付近で無登録のオフロード車に乗っていた17歳の少年がゲートに衝突し死亡した。少年はヘルメットを装着せずに無点灯で走行し、血中アルコール濃度は制限濃度以上であった。事例3 : 2002年4月5日、午後6時48分、Rockingham Trailで無点灯のオートバイに乗っていた16歳の少年がゲートに衝突し死亡した。衝突時の時速は40－50マイルであった。事例4 : 2000年1月26日、午後7時2分、Masonの小道でスノーモービルに乗っていた16歳の少女がゲートに衝突し死亡した。少女は安全講習を受けておらず、無免許であった。事例5 : 1997年11月18日、午後10時11分、Rockingham Trailでスノーモービルに乗っていた31歳の男性がゲートに衝突し即死した。男性は無点灯の上、スピードを出して走行していた。また、ヘルメットは装着しておらず、血中アルコール濃度は制限濃度以上であった。トレイルゲートとの衝突防止には、OHRV運転規則の強化、ドライバーの教育、ゲートの視界を良好にすること、警告標識の改善などが必要である。