ホームIMICライブラリMMWR抄訳2008年(Vol.57)7価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV7)の接種が不完・・・
2008/04/04Vol. 57 / No. 13
MMWR57(13):343-344
Updated Recommendation from the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP) for Use of 7-Valent Pneumococcal Conjugate Vaccine (PCV7) in Children Aged 24-59 Months Who Are Not Completely Vaccinated
000年2月、FDAは7価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV7:Prevnar)の乳幼児への使用を承認し、同時にACIPは特定の基礎疾患あるいは免疫不全状態の生後24~59ヶ月の小児に対するPCV7接種を勧告した。さらに他の全ての生後24~59ヶ月の小児、特にアメリカンインディアン/アラスカ原住民やアフリカ系アメリカ人、保育施設に通う小児には優先的にPCV7接種を考慮するよう勧告した。2007年10月、ACIPは肺炎球菌ワクチン作業グループが行った各種データ(生後24~59ヶ月の小児におけるPCV7の安全性と免疫原性、PCV7血清型侵襲性疾患の発症率、ワクチン接種率、市販後のワクチンの有効性)の分析結果に基づき、生後24~59ヶ月の小児におけるPCV7接種勧告を次のように更新した。
PCV7接種の勧告されたスケジュールを完了していない生後24~59ヶ月の全ての健常小児にはPCV7の1回接種を行う。
PCV7の3回接種を受けた基礎疾患を有する生後24~59ヶ月の全ての小児にはPCV7の1回追加接種を行う。
PCV7の接種回数が3回未満の基礎疾患を有する生後24~59ヶ月の全ての小児には少なくとも8週間の間隔をあけてPCV7の2回接種を行う。
2~23ヶ月の小児に対するPCV7接種、基礎疾患や免疫不全状態のリスト、過去にPCV7接種を受けた2歳以上の小児における23価肺炎球菌多糖体ワクチンの使用に関しては、変更されていない。
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