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MMWR抄訳

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2006/02/24Vol. 55 / No. 7

MMWR55(7):183-184
Update: Influenza Activity - United States, February 5-11, 2006

最新情報:インフルエンザの動向-アメリカ、2006年2月5~11日

2006年2月5-11日において、広範囲のインフルエンザ流行が報告された州は13州に増え、21州にて地域的、11州にて局所的、5州にて散発的な流行が報告されている。WHOおよびNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance System(NREVSS)研究所における検査検体(2,438検体)中455検体(18.7%)がインフルエンザ陽性であり、サブタイプはA(H3N2):136検体、A(H1N1):6検体、サブタイプ分析されていないA型:280検体、B型:33検体であった。2005年10月2日以降の検査検体数は66,129検体であり、陽性率は7.9%(5,216検体)、A型:5,025[96.3%、A(H3N2):2,351、A(H1N1):27]、B型:191(3.7%)となった。過去3週(第4-6週)においては南大西洋岸地域および山岳地域にて高値であり、2月5-11日においては中部東北地域は26.3%および南大西洋岸地域は23.4%、太平洋岸地域にて4.9%であった。インフルエンザ様疾患(ILI)による受診率は2.5%と全国基準値(2.2%)を上回り、肺炎およびインフルエンザ(P&I)による死亡率は122 Cities Mortality Reporting Systemに報告された全死亡者の7.0%と流行閾値(8.3%)を下回った。また、10月1日-2月4日における18歳以下未満のインフルエンザによる死亡例は14例であり、Emerging Infections Program(EIP)に報告されたインフルエンザによる入院例は、0-4歳の小児にて人口10万人あたり0.78、5-17歳の小児は0.04であった。鳥インフルエンザ[インフルエンザA(H5N1)]のヒト感染例はアメリカでは報告されておらず、2003年12月-2006年2月20日の間にWHOに報告された感染例は計170例[うち死亡例92(54%)]、カンボジア、中国、インドネシア、イラク、タイ、トルコおよびベトナムでの発症であり、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。

References

  • Ungchusak K, Auewarakul P, Dowell SF, et al. Probable person-toperson transmission of avian influenza A (H5N1). N Engl J Med 2005; 352:333-40.

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