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MMWR抄訳

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2004/12/03Vol. 53 / No. 47

MMWR53(47):1113-1116
Acute Flaccid Paralysis Surveillance Systems for Expansion to Other Diseases, 2003-2004

急性弛緩性麻痺サーベイランスシステムの他疾患への応用,2003~2004年

ポリオ根絶を目標としたサーベイランスシステムにおいて、15歳以下の急性弛緩性麻痺(AFP)症例の確認と便検体ウイルス検査が行われており、2003年には204ヶ国中196ヶ国198ヶ国が参加、6地域145ネットワーク検査室にてウイルス分離、血清型、遺伝子分析が行われ、2003年のAFP症例は34,915例、うち86%の便検体が分析されている。このうち2/3以上の国々でこの基礎施設を麻疹や他の疾患のサーベイランスに利用したり、モデルとして応用している。血清学的診断が行われる690ヶ所の麻疹ネットワーク検査室はポリオネットワーク検査室と同一施設内に設置され、血清輸送、データ処理、通信および結果報告が同じシステムで行われている。麻疹陰性の血清は風疹の検査が行われ、アフリカやアメリカの一部の地域では黄熱病の血清診断も行われている。また、新生児破傷風(NT)が新生児死亡の14%を占める57ヶ国では、現在NT症例の5%以下しか把握されておらず、このAFPサーベイランスプログラムを応用する計画が進んでいる。特にアフリカ地域では積極的にこの計画が進められ、2004年6月の時点で46ヶ国中42ヶ国(91%)にて準備調査が終了した。35ヶ国(76%)にてIntegrated Disease Surveillance and Response(IDSR)技術プログラムが採用され、44ヶ国(96%)がNational Public Health Laboratoryを通じて検査プログラムに参加している。今後、SARS、コレラ、デング熱、リフトバレー熱、赤痢、出血熱、 髄膜炎およびマラリアなどのアウトブレイクに対応できるよう現地と地域とのネットワーク構築が進められている。

References

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