2004年6月30―7月6日、2州(アリゾナ州、カリフォルニア州)より西ナイルウイルス(WNV)疾患21症例がCDCに報告された。2004年総合では、8州よりWNV疾患78症例(アリゾナ州:57、カリフォルニア州:12、ニューメキシコ州:3、フロリダ州:2、ミシガン州、ネブラスカ州、サウスダコタ州、ワイオミング州:各1)が報告されている。78例中47例(61%)は男性で、年齢中央値は53歳(1―84歳)、発症日は4月23日―6月28日であった。78例中1例が死亡した。推定西ナイルウイルス血症ドナー例(PVD)は20例(アリゾナ州:19、ニューメキシコ州:1)報告され、そのうち1例(69歳)はその後neuroinvasive疾患を、4例(22歳、51歳、52歳、57歳)は西ナイル熱を発症した。2004年には、24州より死亡カラス861羽と他の死亡鳥類86羽、11州より馬42頭におけるWNV感染が報告され、4州よりセンチネル鶏110群のWNVセロコンバージョン、12州より226のWNV陽性蚊プールが報告された。