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MMWR抄訳

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2003/12/19Vol. 52 / No. 50

MMWR52(50):1232-1234
Update: Influenza Activity - United States, December 7-13, 2003

最新情報:インフルエンザ活性-アメリカ,2003年12月7日~13日

アメリカにおけるインフルエンザ活性は2003年12月7-13日も増加し続けている。この期間中、WHOとNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance System(NREVSS)の研究所は3,814検体についてインフルエンザウイルスの検査を行い、うち1,365検体(35.8%)が陽性であった。これら陽性分離株のうち262株はインフルエンザA(H3N2)型、1,080株はサブタイプ不明のA型、23株はB型であった。9月28日以降にWHOとNREVSSの研究所が検査した32,854検体では、9,464検体(28.8%)がインフルエンザ陽性であり、9,395株(99.3%)はインフルエンザA型、69株(0.7%)はB型であった。またA型のサブタイプが判明した2,113株(22.5%)のうち2,112株はA(H3N2)型、1株はA(H1)型ウイルスであった。本シーズンには50州全てで検査確定インフルエンザが報告された。抗原解析した269株のうち265株はA(H3N2)型、2株はA(H1)型、2株はB型であった。A(H1)株はワクチン株A/New Caledonia/20/99に、A(H3N2)型265株のうち62株(23%)はワクチン株A/Panama/2007/99(H3N2)、203株(77%)はその変異株A/Fujian/411/2002(H3N2)に、B型2株はB/Sichuan/379/99に類似していた。122のCities Mortality Reporting Systemによると、12月13日の週現在、肺炎およびインフルエンザ(P&I)による死亡率は7.2%(週の流行閾値:7.7%)に達している。12月7-13日にインフルエンザ様疾患(ILI)による週単位の受診率は5.3%から7.4%に増加した。これは全国的基準値(非インフルエンザ週間中のILI関連受診率の平均値)の2.5%を超えていた。この期間中、36州からは広範囲に及ぶインフルエンザ活性が報告された他、12州とニューヨーク市からは地域的、1州とワシントンDCからは局所的、1州とプエルトリコからは散発的なインフルエンザ活性が報告された。

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