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MMWR抄訳

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2011/11/04Vol. 60 / No. 43

MMWR60(43):1482-1486
Progress Toward Poliomyelitis Eradication - India, January 2010-September 2011

ポリオ根絶に向けた進展-インド、2010年1月~2011年9月

インドでポリオ根絶活動が開始された1995年、インド国内での年間ポリオ発症者数は約50,000例であった。インド、アフガニスタン、パキスタン、ナイジェリア以外の全ての国々は2006年までに地域固有の野生型ポリオウイルス(WPV)の伝播が遮断したが、インドでは2006~2009年に確定WPV感染者が年間559~874例報告され、これら患者はこの期間中に世界中で報告されたWPV感染者の43%を占めた。インドにおけるWPV感染者は、ワクチン接種率が低く、移民人口が多く、ワクチン効果が他の地域よりも低い2州(Uttar PradeshとBihar)が中心となっている。この報告は、インドにおけるポリオ根絶に向けた最新の進展状況として2010年1月~2011年9月の予防接種活動とWPVのサーベイランスおよび疫学調査の結果をまとめたものである。インドの生後12~23ヶ月の小児における2009年(母集団ベース調査による最新情報)の3価経口ポリオウイルスワクチン(tOPV)(3回)の定期接種率は70%であり、2010年の生後12ヶ月までの小児におけるtOPVの推定接種率も同様であった。補足的予防接種活動(SIA)としては、年2回の全国予防接種日に加えて2010年には6回の準全国予防接種日(SNID)と4回の大規模掃討活動(最近伝播のエビデンスがあった限られた地域での戸別訪問による強化SIA)、2011年1月~9月には6回のSNIDと1回の大規模掃討活動を実施した。15歳未満の小児における非ポリオ急性弛緩性麻痺(AFP)発症率(10万人あたり)は2010年が12.7例、2011年1月~9月が12.1例であり、適切な便検体の採取率はそれぞれ83%、84.1%であった(目標=80%)。またインドにおいて廃水中にWPVが検出されたのは2010年11月が最後であった。WPV感染者数は2010年が42例であり、2011年は10月31日の時点で1例のみである。インドで確認されたWPV3型症例は2010年10月22日が最後、WPV1型症例は2011年1月13日が最後であり、WPV2型は1999年以降報告がない。WPV伝播の遮断に向けたこれらの進展には、2010年のSIAにおける2価OPV(1型、3型)接種の導入、移民集団の標的化、アウトブレイクへの迅速な対応といった対策が貢献していると考えられる。しかしインドでは、WPVの輸入リスクや検出されない低レベルのWPV伝播が持続している可能性がある。インドにおいて全てのWPV伝播を完全に遮断するためには、特に移民や行政サービスが不十分な集団における小児を中心に全ての州で高いワクチン接種率を維持し、WPVの迅速な検出のための感度の高いサーベイランスやWPV症例発生時の対応として緊急予防接種キャンペーンを行う準備を継続する必要がある。

References

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