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MMWR抄訳

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2017/09/15Vol. 66 / No. 36

MMWR66(36):959-960
Updated Dosing Instructions for Immune Globulin (Human) GamaSTAN S/D for Hepatitis A Virus Prophylaxis

A型肝炎ウイルス予防のための免疫グロブリン(ヒト)GamaSTAN S/Dの最新の投薬指示

GamaSTAN S/Dは無菌で防腐剤を含まない筋肉内投与用の免疫グロブリン(IG)溶液で、A型肝炎、麻疹、水痘、風疹ウイルスの感染により引き起こされる疾患の予防薬として使用される。 GamaSTAN S/Dは、A型肝炎ウイルス(HAV)予防のためにFDAによって承認された唯一のIG製剤である。 2017年7月にGamaSTAN S/Dの処方情報が更新され、A型肝炎の曝露前予防および曝露後予防の適応のための投薬指示の変更が行われた。これらの変更は、血漿ドナー間の過去のHAV感染の有病率の減少から血漿中の抗HAV抗体レベルの低下をもたらす可能性が高く、HAV免疫グロブリンG抗体(抗HAV IgG)効力の低下が懸念されるために実行された。以下が、A型肝炎の曝露前予防および曝露後予防のためのGamaSTAN S/Dの更新された推奨用量である。高度または中程度のA型肝炎の流行地域へ旅行を計画している人の曝露前予防としてのGamaSTAN S/Dの推奨用量は旅行期間に応じて、1カ月まで:0.1mL/kg、2カ月まで:0.2mL/kg、2カ月以上:2カ月ごとに0.2mL/kgを反復投与である。また、家庭および組織でのA型肝炎の曝露後予防でのGamaSTAN S/Dの推奨用量は0.1 mL/kgで、A型肝炎予防のためのGamaSTAN S/Dの最大投与量はない。生ウイルスワクチンに対するIG製剤の効果は不明であるが、GamaSTAN S/Dの抗体は、麻疹、流行性耳下腺炎、風疹の3種混合(MMR)ワクチンおよび水痘ワクチンなどの生ウイルスワクチンと干渉する可能性がある。生ウイルスワクチンとGamaSTAN S/Dの投与時期に関する推奨事項は変更されていない。国際旅行のための事前曝露予防では、年齢に適した用量のA型肝炎ワクチンがIGよりも好ましい。 高度または中程度のA型肝炎流行地への2週間以内に始まる旅行では、高齢者、免疫不全、慢性肝疾患またはその他の慢性疾患の人はA型肝炎ワクチンと同時にIGを投与することができる 。 A型肝炎ワクチンを受けない人、12カ月齢未満の人、A型肝炎ワクチンの成分にアレルギーを起こす人は、旅行前にIGを1回投与する必要がある。曝露後予防において、IGは12歳未満の小児、免疫不全、慢性肝疾患、ワクチン禁忌の人に使用される。 40歳以上の人でもIGはA型肝炎ワクチンよりも好ましいが、IGを取得できない場合はワクチンを使用する。麻疹、水痘、風疹の曝露前または曝露後予防について、GamaSTAN S/Dの投薬指示に変化はなかった。

References

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  • Important change in prescribing information immune globulin (human): GamaSTAN S/D <https://www.hypermunes.com/documents/24720443/24803488/Healthcare+Provider+Letter+GamaSTAN+SD+Revised+Dosage+July+7+2017_with+LIT+CODE.pdf/b831e517-9d0b-472c-b5b5-719f5bb5e47c>
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  • Fiore AE, Wasley A, Bell BP. Prevention of hepatitis A through active or passive immunization: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). MMWR Recomm Rep 2006;55(No. RR-7).
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  • CDC. Update: prevention of hepatitis A after exposure to hepatitis A virus and in international travelers. Updated recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2007;56:1080–4.

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