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MMWR抄訳

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2008/03/28Vol. 57 / No. 12

MMWR57(12):315-319
Progress Toward Poliomyelitis Eradication - Pakistan and Afghanistan, 2007

ポリオ根絶への進歩-パキスタンおよびアフガニスタン、2007年

野生型ポリオウイルス(WPV)はインド、ナイジェリア、パキスタンおよびアフガニスタンの4ヶ国において依然として伝播しており、隣接するパキスタンとアフガニスタンでは互いに協力し、1型WPV(WPV1)および3型WPV(WPV3)に対する経口一価ワクチン(OPV)の接種を推進しているが、2007年、WPV1、WPV3ともに両国に蔓延している。2006年における乳児に対する経口ポリオワクチン3回接種率(OPV3)はパキスタン:83%、アフガニスタン:77%であり、2007年には両国、特に国境地域において5歳未満の小児を対象とした大規模な戸別の追加予防接種活動(SIA)が行われ、接種率は95%以上に達したと報告されているが、国境付近の安全和解地域や遠隔地域では依然として低いのが現状である。また、2007年における非ポリオ急性弛緩性麻痺(AFP)発症率は15歳未満の小児10万人あたり5.6(パキスタン)、6.9(アフガニスタン)であり、AFP症例からの便検体収集率は両国とも91%であった。2006、2007年におけるポリオ症例数はパキスタンにてそれぞれ40例(WPV1:20、WPV3:20)、32例(WPV1:19、WPV3:13)であり、2007年における3歳未満の小児例は21例(66%)、予防接種の状況が明らかな31例では接種歴なし:6例、OPV 1-3回接種例:6であり、ポリオ症例におけるOPV接種回数(中央値)は6、非ポリオAFP症例では15回であった。アフガニスタンにおけるポリオ症例は2007年:17例(WPV1:6、WPV3:11)、2006年31例(WPV1:29、WPV3:2)であり、2007年における3歳未満の小児例は16例(94%)、2歳未満が10例(59%)を占めていた。また、4例(24%)にOPV接種歴がなく、6例(35%)が接種歴1-3回であり、ポリオ症例におけるOPV接種回数(中央値)は2回、非ポリオAFP症例では12回であった。パキスタンとアフガニスタンにおけるWPV伝播は主に2ヶ所(パキスタン北西辺境州付近およびアフガニスタン東部国境付近)にて認められている。2008年3月半ばの時点でのWPV感染はパキスタン、シンド州北部中央地域にて3例(WPV1)、アフガニスタンでも南部にて3例(WPV1:2、WPV3:1)、西部にて1例(WPV1)が報告されている。

References

  • CDC. Progress toward interruption of wild poliovirus transmission- worldwide, January 2006-May 2007. MMWR 2007;56:682-5.
  • CDC. Progress toward poliomyelitis eradication-Pakistan and Afghanistan, January 2006-February 2007. MMWR 2007;56:340-3.
  • WHO vaccine-preventable diseases monitoring system: 2007 global summary. Geneva, Switzerland: World Health Organization. Available at <http://whqlibdoc.who.int/hq/2007/who_ivb_2007_eng.pdf.>

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