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MMWR抄訳

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2006/06/16Vol. 55 / No. 23

MMWR55(23): 648-653
Update: Influenza Activity - United States and Worldwide, 2005-06 Season, and Composition of the 2006-07 Influenza Vaccine

最新情報:インフルエンザ活性-米国と世界、2005~2006年および2006~2007年におけるインフルエンザワクチンの組成

2005年から2006年のインフルエンザの季節に、インフルエンザA(H1N1)型、A(H3N2)型、B型ウイルスが世界中で猛威を振るった。米国では、インフルエンザA(H3N2)型ウイルスが全般的に多数を占めていたが、季節後半にはB型ウイルスがA型よりも頻繁に検出された。米国のインフルエンザ活性は3月初旬にピークを迎えたが、肺炎やインフルエンザによる死亡数は流行閾値を越えなかった。世界的には、インフルエンザB型ウイルスはヨーロッパで最も報告が多く、インフルエンザA(H1N1)型とB型ウイルスはアジアで圧倒的に多数を占めた。2006年6月13日以来、渡り鳥と家禽に発生したインフルエンザA(H5N1)型ウイルス(鳥インフルエンザ)は、10ヶ国(アゼルバイジャン、カンボジア、中国、ジブチ、エジプト、インドネシア、イラク、タイ、トルコ、ベトナム)におけるヒトの重篤な疾病や死亡の原因となった。この報告は、2005年から2006年のインフルエンザの季節における米国と他の世界でのインフルエンザ活性を概要し、2006年から2007年のインフルエンザワクチンの組成について述べている。2005年10月2日から2006年5月20日に、世界保健機構(WHO)とNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance Systemは、米国の研究所と共同でインフルエンザウイルス139,647の標本を検査したが、17,414(12.5%)が陽性であった。そのうち14,093(80.9%)はインフルエンザA型ウイルス、3,321(19.1%)はインフルエンザB型ウイルスであった。インフルエンザA型ウイルスでは、5,661(40.2%)は亜型であった。食品医薬局(FDA)のVaccines and Related Biological Products Advisory Committeeは、米国の2006年から2007年の三価インフルエンザワクチンに、A/ニューカレドニア/20/99様(H1N1)、A/ウイスコンシン/67/2005様(H3N2)、B/マレーシア/2506/2004様ウイルスを含むよう勧告した。これによってインフルエンザA(H3N2)型とインフルエンザB型の組成が変化する。米国のワクチン製造会社は、A/ウイスコンシン/67/2005様(H3N2)ウイルスに対し、A/ウイスコンシン/67/2005あるいは抗原的に同等のA/ヒロシマ/52/2005株を使用できる。また、インフルエンザB型成分には、B/マレーシア/2506/2004あるいはB/オハイオ/1/2005株が使用できる。また、インフルエンザB組成には、B/マレーシア/2506/2004あるいはB/オハイオ/1/2005株が使用できる。この勧告は、最近検出されたインフルエンザウイルス、疫学的データ、ヒトにおけるワクチン接種後の血清学的試験の抗原分析に基づいている。

References

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