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MMWR抄訳

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2017/11/17Vol. 66 / No. 45

MMWR66(45):1256-1260
Progress in Rubella and Congenital Rubella Syndrome Control and Elimination — Worldwide, 2000–2016

風疹および先天性風疹症候群のコントロールと根絶への進歩 ― 全世界、2000年~2016年

Global Vaccine Action Plan 2011-2010(GVAP)では、2020年までにWHOの6地域のうち少なくとも5地域にて風疹を根絶することを目標としている。今回、2000~2016年における風疹含有ワクチン(RCV)接種およびサーベイランス活動について報告する。全世界でのRCV接種率は、2000年の21%から2012年は40%、2016年は47%と増加しており、2000年に半数以上(99カ国、51%)にてRCVが定期接種ワクチンに導入され、2012年の末には2/3以上の国(132カ国、68%)がRCVを使用した。2014年までにさらに8カ国がRCVを導入し、140カ国(70%)となり、また、未導入国54カ国中44カ国はVaccine Alliance(Gavi)の援助を受け、2015~2016年に12カ国がRCVを導入した。導入国はアメリカ、ヨーロッパおよび西太平洋地域の国はすべて(115カ国)、アフリカ地域は13カ国(28%)、東地中海地域は16カ国(76%)、東南アジア地域は8カ国(73%)となった。RCVの定期接種は麻疹混合ワクチン(MCV)の1回目接種と同時に行うことが推奨されており(混合ワクチンまたは同時接種)、導入国152カ国中144カ国(95%)にてこの方法が採用されている。各国のMCV接種スケジュールに基づいたRCVの1回目の接種時期は、8~11カ月齢が27カ国(18%)、12~18カ月齢が125カ国(83%)であった。サーベイランス活動に関しては、風疹の症例報告国は2000年の102カ国から2012年には176カ国へ42%増加したが、2016年には165カ国へ6%減少し、先天性風疹症候群(CRS)症例報告国は2000年の75カ国から2012年には130カ国へ42%増加したが、2016年には125カ国へと4%減少した。2016年12月の時点でRCV導入国(152カ国)における風疹およびCRSデータ報告国はそれぞれ126カ国(83%)、110カ国(72%)であった。2016年における風疹の症例数は22,361例(165カ国)であり、2000年の670,894例(102カ国)から97%減少、2012年の94,227例(176カ国)から76%減少しており、ヨーロッパ地域および西太平洋地域では風疹およびCRSの根絶を達成したが、他の地域ではまだ達成していない。

References

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  • Grant GB, Reef SE, Dabbagh A, Gacic-Dobo M, Strebel PM. Global progress toward rubella and congenital rubella syndrome control and elimination—2000–2014. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2015;64:1052–5. <https://doi.org/10.15585/mmwr.mm6437a5>
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  • World Health Organization. WHO-recommended standards for surveillance of selected vaccine-preventable diseases. Geneva, Switzerland: World Health Organization; 2003. <http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/68334/1/WHO_V-B_03.01_eng.pdf?ua=1>
  • Pan American Health Organization. Elimination of rubella and congenital rubella syndrome in the Americas. Washington, DC: Pan American Health Organization; 2015. <http://www.paho.org/hq/index.php?option=com_content&view=article&id=10801%3A2015-elimination-rubella-congenital-syndrome-americas&catid=6648%3Afact-sheets&Itemid=40721&lang=en>
  • World Health Organization. Measles and rubella global strategic plan 2012–2020 midterm review. Geneva, Switzerland: World Health Organization; 2016.
  • World Health Organization. Framework for verifying elimination of measles and rubella. Wkly Epidemiol Rec 2013;88:89–99.

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