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MMWR抄訳

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2015/02/27Vol. 64 / No. 7

MMWR64(7):179-182
Community Quarantine to Interrupt Ebola Virus Transmission — Mawah Village, Bong County, Liberia, August–October, 2014

エボラウイルス伝播断絶のための地域隔離 ― マワウ村、ボン郡、リベリア、2014年8月~10月

2014年9月30日、ボン郡マワウ村(人口約800人)でのエボラウイルス病(Ebola)アウトブレイク発生について、郡の衛生管理士からエボラ専門調査団へ報告があった。2014年8月末、22歳の男子学生がマービジ郡カカタからボン郡のBong Mine Townに帰省し、30日にEbolaの症状(発熱、嘔吐、下痢)が発現した。翌31日、バイクにてマワウ村に移動、9月1日にBong Mine Town に戻り、3日間、自宅で看護を受けたが4日に死亡した。9月9日、この男性と接触のあったマワウ村の男性にEbola様の症状が発現、その後死亡したため、9月9日~16日にこれら症例の家族(6名)を隔離したが、9月17日~20日、新たに6例が発症し、全員が死亡した。症例の増加を受け、9月20日頃、地域隔離が検討され、9月30日、ボン郡は伝播を村内に限定し、他の地域への拡散を阻止するため、CDCおよびエボラ専門調査団に技術的支援を要求した。専門調査団の調査ではアウトブレイクの症例数は22例(確診例:13、可能性例:9)であり、うち19例が死亡した。症例の年齢中央値は44歳、男性15例、女性7例、症例との接触者は160名確認された。10月1日、郡の健康チームがマワウ村に入り、約24例にてEbolaとみられる症状の発現を確認、症例をモンロビアのEbola治療施設に搬送するとともに、マワウ村への陸路での出入りを禁止し、河川の横断を制限、さらに市場の閉鎖により地域隔離が開始された。閉鎖から1週間は専門調査団により医療および食料の支援が行われ、診療所は10月11日に再開、12日に食料が配給された。この地域隔離措置により、マワウ村での新たな症例はなく、10月31日に隔離措置は終了した。

References

  • Tracy CS, Rea E, Upshur RE. Public perceptions of quarantine: community-based telephone survey following an infectious disease outbreak. BMC Public Health 2009;9:470.
  • Ebola in west Africa: gaining community trust and confidence. Lancet 2014;383:1946.

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