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MMWR抄訳

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2013/12/20Vol. 62 / No. 50

MMWR62(50):1032-1036
Update: Influenza Activity — United States, September 29–December 7, 2013

最新情報:インフルエンザ活動性 ― アメリカ、2013年9月29日~12月7日

2013年9月29日~12月7日の間に、WHOとNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance Systemの共同研究室は、インフルエンザウイルスの呼吸器検体として61,261検体を検査し、4,183検体(6.8%)がインフルエンザ陽性であった[Aウイルス:3,819検体(91.3%)は、Bウイルス:364検体(8.7%)]。Aウイルス陽性の検体のうちサブタイプを分析した1,998検体の内訳は、A(H3):10%、A(H1N1)pdm09(pH1N1):90%であった。呼吸器検体インフルエンザ陽性は、48州、ワシントンDC、プエルトリコで報告されており、今のところAウイルスが優勢である。新規のAウイルスに関して、H3N2の変異型ウイルス(H3N2v)への感染1例が10月12日にアイオワ州からCDCへ報告された。本症例は、2013~2014年インフルエンザシーズンで初めてのH3N2v感染であり、軽症で回復、症例に接触した人の間での発症は認めなかった。発症前の週にブタと接触していた。CDCがシーズン間に採取した221検体(pH1N1:184検体、H3N2:31検体、Bウイルス:6検体)の抗原性を分析した結果、すべてのpH1N1およびH3N2ウイルスは抗原的に2013~14年の北半球インフルエンザAワクチン組成[A/California/7/2009-like(H1N1)、A/Texas/50/2012-like(H3N2)]と同様であった。Bウイルスの抗原性も同シーズンの北半球の3価および4価インフルエンザワクチン組成に含まれた。インフルエンザウイルス463検体について抗ウイルス耐性を試験したところ、pH1N1の395検体のうち7検体(1.8%)はオセルタミビル耐性であり、この7検体を含むpH1N1の273検体を試験した結果、すべてザナミビルに感受性であった。H3N2(55検体)およびBウイルス(13検体)は、すべてオセルタミビルとザナミビルの両方に感受性であった。U.S. Outpatient Influenza-like Illness Surveillance Networkのデータでは、11月30日で終わる週から12月7日までの間(48週、49週)におけるインフルエンザ様疾患の外来受診率は1.2~2.1%で、全国平均(2.0%)前後であった。12月7日に終わる週(49週)では、インフルエンザは14州で地域的な広がり、18州で局地的な広がりが報告された。ワシントンDC、グアム、プエルトリコでは散発的な流行があった。アメリカの約8.5%の人口をカバーするInfluenza Hospitalization Surveillance Networkのデータでは、10月1日から12月7日までに、検査室で確認されたインフルエンザ関連の入院は531例 (Aウイルス:88.5%、Bウイルス:9.8%、AおよびBウイルスの重感染:0.8%、ウイルス型不明:0.9%)で、人口100,000人あたり2.0人の割合であった。Aウイルスのサブタイプは、H3:4.1%、pH1N1:95.9%であった。12月7日に終わる週(49週)では、122 Cities Mortality Reporting Systemへ報告された全死亡中の6.2%(12,758例中791例)で肺炎およびインフルエンザが死亡原因に寄与したが、これは疫学的閾値(6.8%)を下回った。12月7日現在で、2013~2014年シーズンの小児におけるインフルエンザ関連死は3例報告されている。予防接種は、インフルエンザおよびその合併症を予防するために最も有効な手段であり、医療提供者は、現在およびインフルエンザシーズンにわたり、すべての生後6カ月以上の未接種の人々に対し予防接種を提供すべきである。

References

  • CDC. Update: influenza activity—United States and worldwide, May 19–September 28, 2013. MMWR 2013;62:838–42.
  • CDC. Prevention and control of influenza with vaccines: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). MMWR 2010;59(No. RR-8).
  • CDC. Antiviral agents for the treatment and chemoprophylaxis of influenza: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). MMWR 2011;60(No. RR-1).
  • Le QM, Wertheim HF, Tran ND, et al. A community cluster of oseltamivir-resistant cases of 2009 H1N1 influenza. N Engl J Med 2010;362:86–7.
  • CDC. Update: influenza activity—United States, 2009–10 season. MMWR 2010;59:901–8.

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