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MMWR抄訳

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2013/04/12Vol. 62 / No. 14

MMWR62(14):270-274
Evaluating Surveillance Indicators Supporting the Global Polio Eradication Initiative, 2011-2012

世界ポリオ撲滅推進計画を支えるサーベイランス指標の評価、2011~2012年

世界ポリオ撲滅推進計画(GPEI)は世界保健総会により1988年に開始され、2012年1月に完了している。ポリオ症例は、WHOが認可する146のPV研究室にて構成されるGlobal Polio Laboratory Network(GPLN)により、急性弛緩性麻痺(AFP)患者から採取した便検体のポリオウイルス(PV)検査にてPVが検出された例である。ここでは2011~2012年、ポリオの伝播を認める国々でのAFPサーベイランスの指標、環境サーベイランスの傾向および報告のパフォーマンス指標について示す。野生型ポリオウイルス(WPV)は2011年:16ヶ国、2012年:5ヶ国において、ワクチン由来ポリオウイルス(cVDPV)は2011年:7ヶ国、2012年:8ヶ国において伝播が認められており、2011~2012年、計19ヶ国が15歳未満の非ポリオAFP(NPAFP)年間発症率が全国基準(10万人あたり2人以上)を満たしていた。また、AFP症例の80%以上の便検体を採取する基準を満たす国は2011年:12ヶ国(63%)、2012年:13ヶ国(68%)であった。AFPサーベイランスの質指標(quality indicator:QI)の分布はPVの循環により各国で異なり、アフリカではサーベイランスのQIを満たす地域に80%以上の住民が居住する国は2011年はナイジェリアのみ、2012年はアンゴラ、中央アフリカ共和国、ケニアおよびナイジェリアの4ヶ国であった。また、コンゴ民主共和国、マリ、モザンビークでは2011年から2012年にかけてAFPサーベイランスQIの顕著な改善を認めている。環境サーベイランスに関しては、AFPサーベイランスの補足として汚水検体のサンプリングおよび検査がナイジェリアでは2011年より、現在3州11ヶ所にて、パキスタンでは2009年より、現在4州23ヶ所にて実施され、さらに活動的PV伝播を認めないインド、エジプトおよびヨーロッパ地域20ヶ国にて実施されている。また、GPLNにおける検体分析結果の報告に関するパフォーマンス指標は、2011年:4地域、2012年:6地域全てが基準を満たしていた。

References

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