ペグインターフェロン/リバビリンによる急性膵炎
2013年3月掲載
薬剤 | ペグインターフェロン生物学的製剤 リバビリン生物学的製剤 |
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副作用 | 急性膵炎 |
概要 | 56歳、女性。C型肝炎、Serotype1型、肝線維化抑制と発癌予防の目的でPEG-IFNα-2a 90μg隔週投与、HCV-RNAは12週で消失した。その後ウイルス排除を目指してリバビリン(RBV)600mgを併用、8ヵ月後、強い腹痛と血中P-AMY上昇を来たし入院。絶食、補液などで軽快、4日で退院、PEG-IFN/RBV療法を継続したところ、3ヵ月後同様の症状で再入院、加療で同様に軽快退院した。膵炎の他の原因は否定されPEG-IFN/RBVによる薬剤性膵炎を疑い同治療は中止した。同治療中止後一度膵炎の発作が見られたがその後の発現はない。 |
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PEG-IFN/RBV治療中に稀な合併症として急性膵炎発作を反復した症例報告である。 PEG-IFN、リバビリンともに添付文書使用上の注意、その他の副作用の項に、頻度不明として膵炎(腹痛、アミラーゼ上昇、リパーゼ上昇)が記載され、注意が喚起されている。
- 著者(発表者)
- 守上佳樹ほか
- 所属施設名
- 三菱京都病院内科ほか
- 表題(演題)
- C型肝炎に対するPEG-IFN/RBV併用療法中に急性膵炎を繰り返した1例
- 雑誌名(学会名)
- 第199回 日本内科学会近畿地方会 61(2012)
第199回 日本内科学会近畿地方会 (2012.12.8)
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