Our Work

IMICで働く

職員紹介

安全性情報部 安全性情報第三課
2016年入職

田村さん

Q1IMICへの入職動機を教えてください

たまたま応募しただけなのですが、選考過程でIMICの懐の深さを感じて入社を決めました。同時に優秀な人材が揃っていそうだと感じたことも決め手の一つとなりました。加えて子育て中のワークライフバランスに配慮してもらえた点も大きいです。私の場合は特に業務内容でIMICを選んだわけではなく、「国際医学情報センター」という名前を見て、当時研究していた神経疾患の知識が活かせるかもと思い、イメージだけで応募しました。経緯を説明いたしますと、私はIMICに入職する前は某国立大学で10年間ほど神経疾患に関する基礎研究を行っていましたが、子供が生まれたこともあり家族と過ごす時間を確保するために転職することにしました。多くの会社に幅広く応募したのですが、研究しかやってこなかったため敬遠されたのか中々上手くいきませんでした。数多く応募した中で入社試験に呼んでいただいた数少ない会社の一つがIMICでした。呼ばれたこと自体に懐の深さを感じましたが、受けた筆記試験でまた感銘を受けました。試験問題が非常に洗練されていたのです。どんな優秀な人物が作成したのだろうと興味を持ち始めました。またその後の役員面接でも、組織運営が非常にしっかりしているとの印象を受けました。さらに、保育園のお迎えがあるのであまり残業できないとお話ししても、非常に快く受け入れていただけたと記憶しています。実際に今でも毎日お迎えに行かせてもらっており、職場の皆様の配慮には感謝しています。私は選考過程で、「研究一本でやってきた人間でも使いこなせる」という自信をIMICから感じました。IMICの歴代理事長は慶應義塾大学医学部の教授ということもあり、アカデミアとの親和性もよいのでしょう。このような組織にはポテンシャルに溢れる人材が集まり、主体的に仕事に取り組める環境があるはずと考え入社を決めました。実際働いてみて職員たちの優秀さ、仕事環境の充実ぶりは当初の印象通りでした。

Q2現在の仕事内容について教えてください。

多くの方はご存知ない仕事だと思いますので、理系の研究者向けに少し詳しく説明します。基本的に全部デスクワークです。私の所属する安全性情報第三課の主な業務は、製薬企業と受託契約を結び、薬剤の副作用情報を代わって収集することです。製薬会社には売っている薬の副作用情報を収集することが法令で義務付けられているのですが、その中でも「文献学会情報」というものの収集を専門的に請け負っています。具体的にはMEDLINEやEMBASEといった、学術論文が収載されているデータベースを定期的に検索して、その中から必要な情報のみを見つけて納品します。主にある薬剤による副作用の症例報告や、ある薬剤による副作用発生リスクを研究した論文を検索対象としています。私が担当する仕事では2つのスキルが必要になります。一つ目はデータベース検索のスキルであり、目的とする論文のみを効率的に見つけることができます。IMICには特に製薬企業が必要とする情報のみを検索することに特化した高度な技術があり、これを学ぶことは私にとっても目新しいことでした。研究をしていたころのPubMedの使い方とは根本的に異なりました。二つ目は入手した論文から副作用情報を見つけ出す、文献査読と呼ばれるスキルです。文献査読については、顧客ごと異なるルールに合わせ様々なカスタマイズに対応できることがIMICの売りになっており、高品質なデータを提供するために高いレベルで査読をできるようになることが全ての職員に求められています。そこで個々人のスキルアップのために、職員間での議論やフィードバックが非常に活発に行われております。私も日々自分のレベルアップを感じます。自身の成長が感じられることは仕事のモチベーションにもつながります。IMICの業務内容は全般にあまり世に知られていない仕事だと思います。私も入職するまでこのような仕事があるとは知らなかったので、当初は非常に新鮮に感じました。小中学生に社会科見学に来てもらい、こんな仕事もあるんだよと教えてあげたいくらいですね。

Q3今の仕事の中で心がけていることは何ですか?

まず仕事の心構えに関しても説明しますと、私は「納得」を大事にしています。実際の業務では論文を精読してデータを作成して納品するのですが、一回読んだだけで理解できなかった部分は、周辺知識を調べたりしながら、完全に理解できたと納得して完了することにしています。これにより、お客様には常に質の高いデータを提供できると考えています。もちろん他の様々な業務でも常に納得できる結論を求めることは重要です。納得を求めて深く考えることが自身の成長、ひいては組織の発展につながるとの思いがあります。また、仕事を効率よく終わらせることを常に心がけています。そのためには目の前の仕事を集中して終わらせることが重要です。その日にやる仕事のリストを作ることで、目の前のことに集中できる環境を作っています。今は保育園のお迎えのため定時に退社する日がほとんどです。職場の方々からの業務量への配慮に報いるためにも、効率的に仕事を終わらせなければなりません。

Q4アカデミア(大学・研究所等)の人材が身に着けた知識がIMICの現場でどのように活かせるのか教えてください。

「知識」というより、アカデミアで研究に集中していたことで自然に培われた基礎能力が仕事に活きていると感じます。IMICの業務は高い能力を必要としますが特殊なものが多く、経験者というより能力の高い未経験者を多く求めているように思います。アカデミア出身の人材は短期間で業務に適応できる能力を持ち、教育により即戦力となり得ます。厳しい修士・博士課程およびその後の研究生活が鍛えたその能力を活かす現場がIMICにはあるのです。実務上のメリットもあります。安全性情報第三課で査読する論文は臨床試験や症例報告が多いのですが、基礎実験の論文もあります。基礎の論文を読む際には実験手法に精通していることで楽に読めることが多いです。また臨床論文であっても、専門分野でよく使われる試薬が治療薬として登場する場合は理解しやすいですね。

Q5今、夢中になっていることを教えてください。

今は子供が小さく、自分の趣味に熱中する時間はあまりないですね。子育てに夢中とも言えますが、強いて言うならカメラが一番好きです。キヤノンの一眼レフカメラを使っており、子供はもちろんのこと、虫や鳥、花、自然の風景、星などを撮影して楽しんでいます。写真はちょっとした隙間時間があれば撮れますし、子育て中にも適した趣味です。保育園の送り迎えがあるためパパ友・ママ友も多く、他の子どもたちも一緒に撮影し、写真を配ったりすることもあります。もう一つ、筋トレは昔からゆるく継続している趣味で、もう25年以上は鍛え続けています。子供が生まれる前は週末にジムでバーベルを使ってトレーニングしていましたが、今は子育てが忙しくジムに通う時間はありません。そのため自宅でダンベルトレーニングをするか、昼休みに公園で懸垂などの自重トレーニングをしています。最近、小学生の時以来雲梯の一段飛ばしができるようになったことが自慢です。何歳になっても成長を感じられるのが筋トレの良いところです。

Q6休日の過ごし方を教えてください。

働くパパなので基本的には家事と育児がメインです。とはいえ、自分の楽しみも兼ねて子供を連れてお出かけをすることも多いですね。動物園や水族館など連れて行ってあげたいところはたくさんありますし、近所の公園でのピクニックも気持ちいいものです。また、夏には家の近くの川で子供とハゼ釣りを楽しむこともあります。ですので、週末はまず家事をして、子供とお出かけして、帰ってきて少し休んだらもう夕食の準備の時間です。夕食と入浴の後は子供の勉強を見たりもします。そういう風ですから、土日はあっという間に終わってしまいます。おかげで毎週月曜日には仕事のことはすっかり忘れたフレッシュな頭で出勤することができるという訳です。そういえば、今年のゴールデンウイークは久しぶりに家族で旅行に行きました。時間に余裕がある時は寂れた温泉宿でのんびりするのもいいですね。

入職者へのメッセージ

アカデミア(大学・研究所等)からの入職希望者へメッセージ

IMICは理系の研究者・大学院生が、研究者社会を卒業した後もアカデミアで鍛えたその能力を十分に発揮できる職場であり、強力な教育システムが実戦での活躍をバックアップします。業務内容には地味な部分も多いですが、自主性が認められるクリエイティブな部分もあり、全般に楽しめる職場だと思います。アカデミア出身者がまだ多くない今がチャンスです!研究を通じて身に着けたその力を発揮し、IMICを牽引する個性的な存在になってください!

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