安全性情報第一課とはどんな部署?
安全性情報第一課の担当業務は、SELIMIC(SafEty information Literature in IMIC;国内医薬品安全性情報速報サービス)です。SELIMICでは国内で発行された医薬関連雑誌および国内で開催された医薬関連学会・研究会を対象に、医薬品等(医療用医薬品、一般用医薬品、医薬部外品、化粧品、再生医療等製品)の安全性に関する国内情報を収集し、お客様にお届けしています。
そのほか、どなたでも閲覧できる「せりみっく 今月の症例」はSELIMICのデータから厳選した症例を紹介しており、医療関係者の方にも好評です。
もともとは少人数の作業グループでしたが、2010年業務拡大に伴い、独立した1つの課となりました。現在ではスタッフも充実し、質の高いサービスを提供できる環境が整っています。
安全性情報第一課の仕事とは?
SELIMICデータを作成するため、IMICで受け入れた雑誌の査読を行い医薬品の安全性に関わる情報を収集・抽出し、専用システムを使用して効率的にキーワード付与を行っています。
その他の業務として、データ納品担当、顧客窓口担当、せりみっく 今月の症例担当などを数人のグループで担っています。経験によりローテーションを行い、業務の標準化が行われています。
安全性情報第一課の仕事は文献査読とキーワード付与が業務の大半を占めています。文献査読には正確性とスピードが求められ、加えてキーワード付与には文章の読解力が求められます。集中して業務を行うので静かな雰囲気ですが、気軽に相談できる環境なので文献を囲んで談笑している姿がしばしば見られます。
安全性情報第一課についてバックグラウンドの異なる職員に語っていただきました。
入職した感想は?
Iさん:
さまざまなバックグラウンドの出身者が働いていて、互いに補完しあいながら仕事をしていると感じます。専門性をバリバリ求める雰囲気ではないので、働きやすいです。
Yさん:
学生時代と違って、効率よく決められた時間内に終わらせようとする雰囲気が強いと感じました。
Kさん:
前職と比べると残業が少なくて、私は小さい子供がいるので早く帰れるのが嬉しいです。
安全性情報第一課について
Yさん:
安全性情報を収集するという社会貢献性の高い職務についている責任感を感じています。また、毎日幅広い専門分野の文献に触れられるので楽しいです。
Kさん:
色々な疾患の最新の動向や、安全性情報を得ることができ、以前より身の回りのクスリや病気に興味を持つようになりました。
Iさん:
全員が同じ業務をしているから、チームワークが良いですよね。緊急時でもお互いをサポートしあう体制が整っていると思います。
Yさん:
ちょっとした事でも気軽に質問できるのが良いですね。私は異分野出身で入職前は不安がありましたが、丁寧に教えてもらえるので助かっています。
ある水曜⽇のタイムスケジュール
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9:00
就業開始
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10:00
課内ミーティング
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10:30
文献査読
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11:30
昼⾷
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12:30
キーワード付与
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17:30
退社
Iさん:
僕は、午前中に英語文献の査読を終わらせるようにしているのですが、みなさんは何か工夫していることはありますか?
Kさん:
辞書のような厚さの雑誌が届くと冷や汗が出そうになりますが(笑)、私も頭がクリアな午前中に英語文献を読み終わらせるようにしていますね。
Yさん:
私は逆に⼣⽅のほうが集中できるので、難しい内容の⽂献は午後に読むようにしています。
Kさん:
1日の仕事をある程度予測して自分で時間配分できるのが良いですね。
安全性情報第一課の求める人材
安全性情報に関する知識がなくても、SELIMICの業務に興味を持っていただければ頑張れると思います。また、この分野は常に情報が更新されますので好奇心を持つことが必要かもしれません。
「文献を読んでデータを作成する」ことが基本となっているので、活字が大好きな方にはお勧めです。
一方、業務の中では多くの人々と関わって協働していくことが必要な場面やお客様とのやりとりなど、コミュニケーション能力が求められることも多々あります。自分に何が求められているかを考えて、なすべきことを自分自身で考えて行えるようになっていただきたいです。
入職を希望される方へのメッセージ
文献査読やキーワード付与といった業務については医学・薬学分野の知識や経験があると習得が早いかもしれませんが、文系出身者であってもこの分野に対する関心が高く、前向きに学ぶ気持ちや粘り強さがあれば身に付けることができる業務だと思います。
バックグラウンドが異なるスタッフが集まっていますが、それぞれの得意分野を活かし、足りないところを補い合って仕事をしています。課全体で協力して仕事を進めていますので、人と人とのコミュニケーションをなによりも大切にしています。
「静」と「動」双方の側面に対応できるようなバランス感覚のある方に入職していただけたら嬉しいです。