今年度1回目のIMICセミナーは東京慈恵会医科大学学術情報センターの阿部信一先生に「PubMedベーシック講座」というテーマでご講演を頂きました。
PubMedセミナーは本年度で10年連続での開催となります。
参加者には一人一台のPCをご用意し、様々な課題をPubMedを使用して解決し学んでいくという実践的な取り組みが行われました。
全体を通して具体的な課題、内容が多く、質疑応答の時間のほか休憩時間にも活発にも個別に先生にご質問を行うなど全体をとおして発言が交わされ、第１回セミナーは多くの方から好評を頂きました。

■１．PubMedの基本
PubMedの概要に始まり登録データ数や収録文献について、具体的なデータを提示ながら説明の後、新規データの登録や更新についてイメージ図を用い事例等と合わせながら詳細を解説いただきました。

■２．検索演習
今回のPubMed検索演習では練習問題に取り組みながらポイントを解説する形式で取り組みました。実践した手法と先生の方法と画面を確認し効率的な検索方法を学習いたしました。
練習問題によりPubMedの画面構成と機能、検索用語についてシソーラスやMeSH、自走用語マッピング、検索の手法では論理演算等の基本ロジックなどの内容を実践、演習いたしました途中、何度か質疑応答の時間を取って頂いたこともあり、参加された方からは多くの質問を頂きました。とくにMeSHについての質問が多く、先生からはMeSHとフリーワードでの検索について、速報性と信頼性など長所と短所を示して頂きながら両者の違いを説明し、MeSH2019の変更ポイントなど活用に必要となる情報も帰共有いたしました。

■３．2019年リニューアル
MeSH2019の変更ポイントなど活用に必要となる情報最新情報をご提供いただきました

■おわりに
医学・薬学分野の必須ツールであるPubMedのセミナーということもあり、たくさんの方にご参加頂きました。膨大な文献を収録するPubMedを効率的に活用する事により、必要な情報へ確実にアクセスする事が可能となると先生は話されました。ベーシック講座である今セミナーでは、その第一歩として必要かつ十分な知識と技術を身につけることができ、多くの方から好評を頂きました。