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平成28年度IMICユーザー会開催レポート
2016年2月23日・明治記念館(134名)
毎年たくさんの方にご参加いただいている「IMICユーザー会」ですが、平成28年度は2月23日(木)に開催され、総勢134名のユーザーの皆様にご来場いただきました。
以下、本年度ユーザー会当日の様子をご報告させていただきます。
今年は基調講演が二本立てとなり、ひとつめの講演は、一般社団法人Medical Excellence JAPAN(以下、MEJ)理事長の山本 修三先生に『医療国際展開と医療イノベーション』というテーマでお話しいただきました。
MEJは「世界の医療への貢献・日本の医療への貢献・日本経済への寄与・日本の互恵的国際関係への寄与」を理念に、官民一体で医療の国際展開を支援し、各種事業を推進するために設立された団体です。
今回、講演の前半ではインバウンド・アウトバウンド事業、また各国へ派遣している官民ミッション団など、具体的な事例を多く交えながらMEJの活動内容をご紹介いただきました。後半では、再生医療・ウエアラブルセンサー・AI・ビッグデータ・ロボットに代表される医療の技術革新、日本社会が直面している人口減少局面における医療需給最適化の模索・地域創生による日本の医療の進化とレベルアップ、人口動態や生活習慣、事故などの事情により各国で異なる医療需要、そして医療のダイバーシフィケイションについて、変わり続ける医療を取り巻く環境の概観をお話しいただきました。
基調講演のふたつめは、公益社団法人日本複製権センター(JRRC)理事の川瀬 真先生に
『 論文、レポート、図表等の著作物を利用する場合の注意点について ~著作権で失敗しないために~ 』というテーマでご講演いただきました。
「著作権の知識が必要な理由」からスタートし、著作権制度の概要をお話しいただいた後、企業での著作物の利用例について、社内で回覧している雑誌を自己学習のために複写する場合などを例えに、具体的にお話しいただきました。
著作権の集中管理制度の仕組みや本格的な検討が始まろうとしている拡大集中許諾制度についてもお話しいただき、さらなる変化の兆しを見せている著作物利用の今をリアルに感じていただけたことと思います。
IMIC Up-to-Dateはお客様事例を多く取り入れ、『徹底したコンプライアンス環境の実現へ ~ ユーザー事例にみるI-dis活用のヒント ~ 』というテーマで、2009年のサービス提供開始以来、お客様の個別のご要望への対応や外部システム連携を充実させながら、ユーザー数を着々と伸ばしている文献情報統合管理システム「I-dis」についてご紹介いたしました。
今回は「I-dis」をお使いいただいているお客様のご協力を仰ぎ、著作権コンプライアンス重視で「I-dis」をご活用いただいている事例、文献情報およびQ&AのDBと文献発注システムを一元管理することで業務効率化やコンプライアンス強化を実現している事例、IMICのトータルサポートのもと、ゼロベースからのDB立ち上げを迅速に実現した事例をご紹介しました。
今年はCoffee Break中の「I-dis」デモコーナーにも、例年以上に多くのお客様にお集まりいただき、各種機能や著作権処理などについてのご質問をたくさん頂戴し、コンプライアンス重視の学術情報利用への関心の高まりを実感いたしました。
閉会後の懇親会にもたくさんのお客様にご参加いただき、ご来場者様同士での情報交換や講演内容についての質問で終始盛り上がりました。来年度も多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
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