レボフロキサシンによるアキレス腱炎
2012年12月掲載
薬剤 | レボフロキサシン化学療法剤 |
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副作用 | アキレス腱炎 |
概要 | 透析施行中の60歳代、50歳代、何れも男性。透析用シャント再造設の際LVFX処方、術後5日目に両下腿後面の腫脹と疼痛発現、歩行困難となり両側アキレス腱炎・左アキレス腱断裂で入院、腱縫合術を施行した。 他1例は肺炎にLVFX処方、5日目から両側の関節周囲に著しい腫脹と疼痛発現、薬剤中止と安静により改善した。 |
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キノロン系抗菌薬の稀な副作用としてアキレス腱炎、腱断裂等の腱障害が報告されている。同抗菌薬の添付文書では、60歳以上、コルチコステロイド併用患者、臓器移植の既往のある患者にあらわれやすいとしている。
- 著者(発表者)
- 河島剛彦ほか
- 所属施設名
- 国保坂下病院内科ほか
- 表題(演題)
- 透析患者に生じたレボフロキサシンによるアキレス腱炎の2例
- 雑誌名(学会名)
- 第15回 日本救急医学会中部地方会総会・学術集会 48 (2012)
第15回 日本救急医学会中部地方会総会・学術集会 (2012.10.13)
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