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レボフロキサシンによるTorsade de Pointes

2019年11月掲載

薬剤 レボフロキサシン化学療法剤
副作用 Torsade de Pointes
概要 82歳、男性。下腿浮腫、突然の呼吸困難で救急搬送された。急性心不全に肺炎を合併しており、利尿剤などによる加療が開始された。来院時の心電図は完全左脚ブロックで、QT延長を認めた。利尿良好であったが、血清カリウム値は横ばいで経過していた。レボフロキサシン(LVFX)投与後にTorsade de Pointes(TdP)を発症したが、自然停止した。その後LVFX投与を中止し、カリウム補充や硫酸マグネシウム、リドカインの投与を行ったところ、QTcは改善し、以後TdPは認められなかった。

監修者コメント

ニューキノロン系抗生剤LVFXの投与によるTorsade de Pointesの発症が疑われた1例である。同薬剤の添付文書にも重大な副作用として、QT延長およびTorsade de Pointes を含む心室頻拍が記載されている。同薬剤は日常診療において頻繁に使用されている抗生剤であるが、異常が認められた場合には投与を中止し、 適切な処置を行うことが重要である。

著者(発表者)
山本将平ほか
所属施設名
JCHO大阪病院循環器内科
表題(演題)
レボフロキサシンの関与が疑われたTorsade de Pointesを発症した1例
雑誌名(学会名)
第127回 日本循環器学会近畿地方会 62 (2019)
第127回 日本循環器学会近畿地方会 (2019.6.22)

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