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マクロゴール4000(ニフレック®中添加物)によるアナフィラキシーショック

2019年10月掲載

薬剤 マクロゴール4000その他
ニフレックその他の治療を主目的としない医薬品
副作用 アナフィラキシーショック
概要 44歳、男性。内視鏡的ポリープ切除術の前処置としてニフレック®内服した。直後に口腔内の違和感と鼻閉、上肢と顔面の紅斑が出現、掻痒感の訴えがあった。意識清明であったが血圧と脈拍、SpO2が低下したため、エピネフリン筋注後、生理食塩水の点滴、酸素投与、コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム点滴静注を行い症状は改善した。第2病日に患者と相談し、以前大腸内視鏡検査で使用したマグコロールP®にて前処置を行い、内視鏡的ポリープ切除術を施行したところ、問題なく退院となった。後日、ニフレック®とニフレック®に含まれるマクロゴール4000を用いたプリックテストを行い、陽性反応を得られたため、本症例をニフレック®に含まれるマクロゴール4000によるアナフィラキシーショックと診断した。

監修者コメント

経口腸管洗浄剤であるニフレック®️は大腸内視鏡検査の前処置薬として広く使用されている。本症例は、ニフレック®️に含まれるマクロゴール4000によりアナフィラキシーショックを起こした一例である。大腸癌の増加に伴い、大腸内視鏡検査を施行する機会も増加している。稀ではあるが、経口腸管洗浄剤によりアナフィラキシーショックを発症する可能性があることを認識する必要がある。

著者(発表者)
大内祥平ほか
所属施設名
市立伊丹病院消化器内科ほか
表題(演題)
経口腸管洗浄剤の含有成分マクロゴール4000によるアナフィラキシーショックの1例
雑誌名(学会名)
日本消化器病学会雑誌 116(4) 330-335 (2019.4)
第101回 日本消化器病学会近畿支部例会 (2014.10)

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