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MMWR抄訳

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2019/11/22Vol. 68 / No. 46

MMWR68(46):1076-1080
Characteristics of Hospitalized and Nonhospitalized Patients in a Nationwide Outbreak of E-cigarette, or Vaping, Product Use–Associated Lung Injury — United States, November 2019

電子たばこまたはベイピング製品使用に関連した肺障害の全国的なアウトブレイクにおける入院および非入院患者の特徴 ― アメリカ、2019年11月

CDC、FDA、州および地域の保健部門、公衆衛生および臨床の関係者は、電子たばこまたはベイピング製品使用に関連した肺障害(EVALI)の全国的なアウトブレイクを調査している。 2019年11月13日現在、49の州、ワシントンDC、2つのアメリカ領土(プエルトリコおよびアメリカ領バージン諸島)からCDCに2,172例のEVALI症例が報告され、その中に42例(1.9%)のEVALI関連死亡が含まれていた。2019-20年インフルエンザシーズンの期間を含むEVALI調査に情報提供するため、2019年11月5日時点で収集されたデータを使用し、EVALIの入院患者および非入院患者に対して州により提供された症例報告情報を分析した。入院状態に関するデータが明らかな2016例のEVALI患者のうち、1,906例(95%)が入院、110例(5%)は入院していなかった。入院患者と非入院患者の人口統計学的特徴は同等であり、大半が男性(入院患者の68% vs. 非入院患者の65%)、ほとんどが35歳未満(入院患者の78% vs. 非入院患者の74%)であった。また、テトラヒドロカンナビノール(THC)含有製品の使用率も同等であった(入院患者の83% vs. 非入院患者の84%)。入院、非入院のEVALI患者間における特徴の類似性、2019-20年インフルエンザシーズン最中の多数の呼吸器感染症の可能性、EVALIを呼吸器感染症と区別することの困難の可能性を考慮し、CDCは入院しないEVALI患者に関する国内データをこれから先は収集しない予定である。入院しない患者に関するデータのさらなる収集は、個々の州、地方、地域の保健部門の判断で実施される。外来でのEVALI治療の対象となるのは、正常な酸素飽和度(室内の空気を呼吸している間は95%以上)があり、呼吸困難や肺予備能を損なう可能性のある併存疾患がなく、治療機関に確実に行くことができ、強力な社会的支援システムがある患者で、初期評価から24~48時間以内にフォローアップを確保し、呼吸器症状が悪化した場合は速やかに受診すべきある。医療従事者は、生後6カ月以上で電子たばこまたはベイピング製品を使用する人を含むすべての人に対し、毎年のインフルエンザワクチン接種の重要性を強調する必要がある。

References

  • Moritz ED, Zapata LB, Lekiachvili A, et al.; Lung Injury Response Epidemiology/Surveillance Group; Lung Injury Response Epidemiology/Surveillance Task Force. Update: characteristics of patients in a national outbreak of e-cigarette, or vaping, product use–associated lung injuries—United States, October 2019. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2019;68:985–9. <https://doi.org/10.15585/mmwr.mm6843e1>
  • Siegel DA, Jatlaoui TC, Koumans EH, et al.; Lung Injury Response Clinical Working Group; Lung Injury Response Epidemiology/Surveillance Group. Update: interim guidance for health care providers evaluating and caring for patients with suspected e-cigarette, or vaping, product use–associated lung injury—United States, October 2019. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2019;68:919–27. <https://doi.org/10.15585/mmwr.mm6841e3>
  • Jatlaoui TC, Wiltz JL, Kabbani S, et al. Update: interim guidance for health care providers regarding the management approach of patients with suspected e-cigarette, or vaping, product use–associated lung injury—United States, November 2019. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2019;68(46).
  • Blount BC, Karwowski MP, Morel-Espinosa M, et al. Evaluation of bronchoalveolar lavage fluid from patients in an outbreak of e-cigarette, or vaping, product use–associated lung injury—10 states, August–October 2019. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2019;68:1040–1. <https://doi.org/10.15585/mmwr.mm6845e2>

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