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MMWR抄訳

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2018/08/24Vol. 67 / No. 33

MMWR67(33):935-939
Assessment of Epidemiology Capacity in State Health Departments — United States, 2017

州保健局における疫学能力の評価 ― アメリカ、2017年

2017年に、Council of State and Territorial Epidemiologistsは、州保健局の労働力の規模、資金調達、疫学能力の動向を評価する第6回定期疫学能力調査を実施した。現在および最適な疫学者の配置人数、疫学的活動および人員の資金調達源、活動の主導、専門知識の提供、疫学に最も密接に関連した4つの基本的公衆衛生サービス(EPHS)のリソース取得と管理能力の各部門の自己認識能力について質問した標準化されたウェブベースのアンケートを50州、ワシントンDC、アメリカ領土、ミクロネシア連邦の州の疫学者に対して送付した。2013年から2017年にかけて、州保健局の疫学者数は、2,752人から3,369人に22%増加し、2004年の最初の完全疫学能力評価での計数以降、最大数となった。連邦政府は2017年に疫学活動と人員のために77%の資金を提供したが、2013年の79%からわずかに減少した。プログラム分野では、疫学者3,369人の配置は、感染症が1,838人(55%)、母子保健(MCH)が10%、慢性疾患が9%であった。 疫学者の配置数が最も少ないプログラム分野には、薬物乱用、職業的健康、口腔健康、精神衛生、ゲノミクスが含まれた。調査に参加した州の疫学者は、4つのEPHSを提供する能力をフルに発揮するためには、約1,200人の追加の疫学者が必要であると表明した。 これらの追加が必要とされる疫学者の約600人は、感染症、MCH、慢性疾患の領域であり、すでに疫学労働力の75%を占めている。管轄区域では薬物乱用、精神衛生、ゲノミクスのプログラムのための追加配置が必要であると報告されているが、 これらのプログラム分野は最適な総配置数の4%に過ぎない。 評価時点では、全国で353人の疫学者が空席で、このうち314人(89%)の職員が積極的に募集されていた。そのうち141人(45%)は感染症プログラム分野であった。2017年では、健康状態のモニタリング(EPHS #1)および健康問題および危機の調査(EPHS #2)に関して「かなり―全能力(50%~100%)」と回答した管轄区は各84%、92%で、2013年(82%、90%)と同様であった。一方、有効性評価(EPHS #9)および研究能力(EPHS #10)が「かなり―全能力」と回答した管轄区は各39%、22%であった。包括的な保健局の能力向上を達成するためには、より多くの疫学者および評価と応用研究の専門知識が必要とされている。

References

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