2014年10月、Advisory Committee on Immunization Practicesは0～18歳の小児を対象とする2015年の予防接種スケジュールを承認した。2014年スケジュールからは図表の改訂を含む複数の変更点がある。主な変更点は以下のとおり。1) 弱毒化インフルエンザ生ワクチン(LAIV)接種に関する禁忌の改訂を反映し、以下の条件に該当する小児についてLAIVの使用を禁忌とする。(i) LAIVまたはその成分または他のいかなる種類のインフルエンザワクチン接種に対しても重篤なアレルギー反応を経験、(ii) アスピリンまたはアスピリンを含む製品を服用する2～17歳の小児、(iii) 卵アレルギー、(iv) 妊娠中の女性、(v) 免疫不全、(vi) ぜんそくあるいは直近12カ月以内に喘鳴を来した2～4歳の小児、(vii) 48時間以内の抗インフルエンザ薬使用。その他、ワクチン接種期間の図表による明示や、各種ワクチンのキャッチアップスケジュール等について、より明確となるよう改訂した。CDCのウェブサイトには、医療者や保護者が利用可能な図表が掲載されている。予防接種スケジュールの改訂および詳細な情報については、CDCのウェブサイトを参照のこと。