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MMWR抄訳

MMWR75(13):179-184

Severe Illness Associated with Eating Mushroom-Containing Chocolate Products — United States, January–October 2024

キノコを含有するチョコレート製品の摂取に関連した重症疾患 ― アメリカ、2024年1月~10月

2024年の晩春、CDCはDiamond Shruumz製のマイクロドージングチョコレートバーの摂取に関連する可能性のある中毒アウトブレイクに対して警告を受けた。Diamond Shruumzのマイクロドージングチョコレートバーは、少量のキノコ由来の精神活性化合物およびその他の精神活性成分を、あらかじめ分割された状態で摂取できるように設計された食用製品である。この警告を受けたCDCとFDAは、Diamond Shruumzブランドのマイクロドージングチョコレートバーの摂取に関連する可能性のある中毒の特徴を明らかにするために、全国規模のアウトブレイク調査を調整した。中毒症例の定義は、2024年1月~10月にDiamond Shruumz製品または他のキノコ含有チョコレート製品を摂取した人において、America’s Poison Centersにより定義された中等度または重大な臨床的影響(症状など)を伴う疾患とした。合計で、34州の179例から180件の症例(1例で2回にわたり臨床症状を発症)が報告された。人口統計情報を入手した178例のうち81例(46%)が18~29歳の成人であり、性別情報を入手した168例のうち99例(58.9%)が男性であった。健康転帰情報を入手した症例のうち150例(87%)は救急外来/緊急治療を受診し、中毒イベントが発生した73例(44%)が入院を要し、38例(23%)は集中治療室への入室、29例(18%)では気管挿管を要した。最も多く報告された3つの徴候および症状は、錯乱(66%)、傾眠(47%)、興奮(45%)であり、症例の29%に痙攣があった。2例(1.1%)の死亡がアウトブレイクに関連していると記録された。全180症例のうち118例(66%)がDiamond Shruumz製品を摂取した(Diamond Shruumzチョコレートバーは85例、Diamond Shruumzグミ/コーンは25例)。約3分の1(62例、34%)はDiamond Shruumz以外のブランドのチョコレート製品を摂取しており、さらに2例(1.1%)はDiamond Shruumzと他のブランドのキノコ入りチョコレート製品の両方を摂取したと報告された。製品摂取から最初の症状発現までの期間中央値は90分(四分位範囲30~180分)であった。他のキノコ入りチョコレート製品と比べ、Diamond Shruumz製チョコレートバーの摂食は、入院、ICU入院、痙攣、気管内挿管のリスク上昇と関連していた。また、Diamond Shruumzチョコレートバーを大量に摂取するほど、入院、ICU入院、気管内挿管の可能性が高まった。Diamond Shruumz製品は回収され、国民にはDiamond Shruumz製品の摂取、販売、提供はせず、また既に購入したDiamond Shruumz製品はすべて廃棄することが勧告された。調査の早い段階で、FDAと州のパートナーは、複数のソースからDiamond Shruumz製品のサンプルを収集し、FDAはNational Forensic Chemistry Centerで54検体を検査した。2024年11月15日時点でさまざまなサンプルから精神活性作用のあるキノコに含まれる化学物質(ムシモールとシロシンなど、シロシンはスケジュールI規制物質)、カバ植物(カバラクトンなど)、合成幻覚剤(アセチルシロシンなど)、医薬品(プレガバリンなど)が検出された。FDAの検査では、Diamond Shruumz製品の一部の製造に使用されたとされる生の食材から、ムシモールとイボテン酸も検出された。消費者は、成分組成のばらつき、完成品のサンプリングおよび検査に関する標準化された規制監督の欠如、精神活性作用を引き起こすことを目的とした化合物の毒性の可能性などにより、Diamond Shruumz製品やその他のキノコ含有マイクロドージングチョコレート製品の摂取に関連する中毒リスクを認識する必要がある。

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