一般財団法人 国際医学情報センター 信頼できる医学・薬学・医療情報を適切に提供することによって健康社会に貢献します。

一般財団法人 国際医学情報センター

IMICライブラリ IMIC Library

ホームIMICライブラリMMWR抄訳2010年(Vol.59)商業的漁業による死亡-アメリカ、2000~2009・・・

MMWR抄訳

rss

2010/07/16Vol. 59 / No. 27

MMWR59(27):842-845
Commercial Fishing Deaths - United States, 2000-2009

商業的漁業による死亡-アメリカ、2000~2009年

1992~2008 年、アメリカにおける就労中の死亡者は全労働者にて年平均5,894名(労働者10万人あたり4名)であり、うち商業的漁業による死亡者は年平均58名 (漁業労働者10万人あたり128名)と高く、漁業は最も危険な職業の1つである。今回、CDCは2000~2009年における商業的漁業による死亡者 504名(41~61名/年)についての分析を行った。死亡者はアラスカ地域(133名、26%)にて最も多く、北東部(124名、25%)、メキシコ湾 (116名、23%)、西海岸(83名、16%)、中央―南大西洋(41名、8%)と続いた。男女別では男性が491名(97%)を占め、平均年齢は 41(10~86)歳であった。死亡原因は船の事故(沈没、転覆、火災など)が最も多く(261名、52%)、船からの転落(155名、31%)、船上での怪我(51名、10%)、潜水中の事故または陸上での事故(37名、7%)の順であった。漁業の種類別では貝の漁獲(226名、47%)、底生魚の漁獲 (144名、30%)、遠洋漁業(97名、20%)の順であった。死亡率[10万FTE(フルタイム当量)あたり]は北東部底生漁業 (26名、10万FTEあたり600)、大西洋ホタテ漁(44名、同425)、西海岸ダンジネスクラブ漁(25名、同310)などで高く、ベーリング海アリューシャン列島カニ漁(12名、同260)、アラスカオヒョウ漁(10名、同130)、アラスカサーモン漁(39名、同115)と続き、死亡者数が多かったのはメキシコ湾エビ漁(55名)、大西洋ホタテ漁(44名)、アラスカサーモン漁(39名)であった。死亡率の抑制には、安全性に関する規定やトレーニングの徹底、救命装置の着用のほか、船舶事故および転落の予防対策などが重要であると考える。

References

  • US Department of Labor, Bureau of Labor Statistics. Injuries, illnesses, and fatalities: Census of Fatal Occupational Injuries (CFOI)-current and revised data. Washington, DC: US Department of Labor, Bureau of Labor Statistics; 2010. Available at <http://www.bls.gov/iif/oshcfoi1.htmz>. Accessed July 8, 2010.
  • CDC. Surveillance and prevention of occupational injuries in Alaska: a decade of progress, 1990-1999. Cincinnati, OH: US Department of Health and Human Services, CDC, National Institute for Occupational Safety and Health; 2002. Available at <http://www.cdc.gov/niosh/docs/2002-115/pdfs/2002-115.pdf>. Accessed July 8, 2010.
  • CDC. Fatal injuries to civilian workers in the United States, 1990-1995. Cincinnati, OH: US Department of Health and Human Services, CDC, National Institute for Occupational Safety and Health; 2001. Available at <http://www.cdc.gov/niosh/docs/2001-129/2001129pd.html>. Accessed July 8, 2010.
  • CDC. Commercial fishing fatalities in Alaska risk factors and prevention strategies. Anchorage, AK: US Department of Health and Human Services, CDC, National Institute for Occupational Safety and Health; 1997. Available at <http://www.cdc.gov/niosh/97163_58.html>. Accessed July 8, 2010.
  • Lincoln JM, Conway GA. Preventing commercial fishing deaths in Alaska. Occup Environ Med 1999;56:691-5.
  • CDC. Commercial fishing fatalities-California, Oregon, and Washington, 2000-2006. MMWR 2008;57:425-9.

このコンテンツに「いいね」する

ページトップへ

一般財団法人 国際医学情報センター

〒160-0016 
東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館
TEL:03-5361-7080 (総務課)

WEBからのお問い合わせ

財団や各種サービスについてのお問い合わせ、お見積もりのご依頼、
サービスへのお申し込みはこちらをご覧ください。

お問い合わせ