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MMWR抄訳

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2010/03/19Vol. 59 / No. 10

MMWR59(10): 299
Investigational Heptavalent Botulinum Antitoxin (HBAT) to Replace Licensed Botulinum Antitoxin AB and Investigational Botulinum Antitoxin E

承認されているボツリヌス抗毒素ABと治験中のボツリヌス抗毒素Eに代わる新たな7価ボツリヌス抗毒素 (HBAT)

CDC は現在承認されている2価ボツリヌス抗毒素ABと治験中の1価ボツリヌス抗毒素E(BAT-AB、BAT-E)の製造が2010年3月12日に終了するのを受け、これらに代わる抗毒素として7価ボツリヌス抗毒素(HBAT)が利用可能であることを発表した。2010年3月13日現在、HBATはアメリカで乳児以外のボツリヌス中毒の治療に利用できる唯一のボツリヌス抗毒素である。乳児のボツリヌス中毒には、引き続きボツリヌス中毒用免疫グロブリン (BabyBIG)を利用できる。HBATは既知の7種類のボツリヌス毒素(A~G)のウマ由来抗体を含み、主にIgGよりも血中からの消失が早いFab およびF(ab’)2免疫グロブリンフラグメントから構成されている(構成比率:IgG<2%、Fab・F(ab’)2フラブメン90以上)。抗毒素消失後もボツリヌス毒素のin situ産生が続いている一部の創傷あるいは腸内コロナイゼーション患者には、HBATの反復投与が可能である。HBATのFDA Investigational New Drug(IND)治療プロトコールには抗毒素静注に関する詳細な指示が含まれており、CDCへの返送が必要な書類もある。医療提供者はボツリヌス中毒の疑い例を州の保健局に直ちに報告するべきである。

References

  • Arnon SS, Schechter R, Maslanka SE, Jewell NP, Hatheway CL. Human botulism immune globulin for the treatment of infant botulism. N Engl J Med 2006;354:462-71.
  • Sevcik C, Salazar V, Diaz P, D’Suze G. Initial volume of a drug before it reaches the volume of distribution: pharmacokinetics of F(ab’)2 antivenoms and other drugs. Toxicon 2007;50:653-65.
  • CDC. New telephone number to report botulism cases and request antitoxin. MMWR 2003;52:774.

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