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ホームIMICライブラリMMWR抄訳2010年(Vol.59)8年生における"窒息ゲーム"の認識と参加

MMWR抄訳

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2010/01/15Vol. 59 / No. 1

MMWR59(1):1-5
“Choking Game” Awareness and Participation Among 8th Graders - Oregon, 2008

8年生における”窒息ゲーム”の認識と参加

” 窒息ゲーム”は自分で首を絞め、しばらく低酸素状態に陥ることで陶酔感を味わうゲームであり、自慰的な窒息とは区別される。このゲームにより長期の機能障害や死亡する若者があり、CDCは1995~2007年における”窒息ゲーム”による死者は82名で、11~16歳の死亡者が最も多いと報告している。今回、Oregon Public Health Divisionは2008 Oregon Healthy Teens surveyに”窒息ゲーム”に関する質問を追加し、8年生におけるゲームに関する認識と参加した経験について調査を行った。Oregon Healthy Teens surveyはCDC’s Youth Risk Behavior Survey(YRBS)に基づき、毎年、8~11年生を対象に身体および精神的健康状態、性的行為、薬物使用、運動/栄養およびその地域的な特徴を調査するものである。2008年、サンプル抽出された学校は114校、うち77.0%が調査に参加し、83.7%の8年生(10,642名、平均年齢:13.7歳)から回答を得た。ゲームに関しては、聞いたことがある:36.2%、誰かが参加したと聞いたことがある:30.4%、参加した人を助けたことがある:2.6%であり、参加したことがあると回答した生徒は5.7%であった。参加した経験に男女差はなく(男6.1%、女5.3%)、人種別ではラテン系:7.7%、アメリカンインディアン/アラスカ原住民:7.6%にて高く、白人:5.4%、黒人:4.5%、ハワイ原住民:3.4%、アジア系:2.8%と続き、また、都市部と地方では地方にて有意に高値であった(6.7%vs4.9%)。ゲームに参加した経験のある生徒は、他に健康に害のある行為や精神的健康リスクとなる行為を行っている生徒が有意に多く、アルコール、タバコ、マリファナ、その他の薬物(覚醒剤、LSD、コカインなど)の薬物使用:7.9%、自殺未遂、自己評価による精神状態の低下、未治療の精神性疾患、ギャンブルなど精神的健康リスク:4.0%、その両方:15.8% (ゲームに参加していない生徒の約9倍)であった。親、教師、カウンセラーおよび生徒と関わる者は、この遊びが健康上重大な作用をもつことを十分に認識し、薬物の使用や精神的健康リスクとなる行為が疑われる生徒に関しては特に注意が必要である。

References

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