ホームIMICライブラリMMWR抄訳2009年(Vol.58)Haemophilus influenza Typ・・・
2009/06/26Vol. 58 / No. 24
MMWR58(24):673-674
Updated Recommendations for Use of Haemophilus influenzaeType b (Hib) Vaccine: Reinstatement of the Booster Dose at Ages 12-15 Months
2007 年12月13日、市販されているMerck&Co.社製のHaemophilus influenzatype b(Hib)ワクチン、PedvaxHIV(1価Hibワクチン)とComvax(Hib-HepBワクチン)の一部のロットが自発的にリコールされ、これらワクチンの製造が一旦中止された。Hib含有ワクチンの供給制限への対応として、CDCは米国予防接種諮問委員会(ACIP)、米国家庭医学会 (AAFP)、米国小児科学会(AAP)と協議し2007年12月18日に多くの健常小児に対する12~15ヶ月時の定期ワクチン追加接種を一時的に延期するよう勧告した。Merck社製 Hibワクチンの製造はまだ中断しているが、Sanofi Pasteur社製の他の2種類のHib含有ワクチン(1価Hibワクチン[ActHIB]、DTaP-IPV/Hib[Pentacle])がアメリカで使用可能となった。2009年7月以降これら2種類のワクチンの製造が増加し、追加接種復活に十分な量のHibワクチンが供給されると考える。定期接種が延期された小児への追加接種に際しては、追加接種が必要な小児を同定するための診療記録あるいは予防接種システム記録のレビューと定期接種中の予防接種状況の評価を行うとともに、親に追加接種計画を意識させるよう注意を払うことが必要である。またワクチン不足のため初回予防接種シリーズで混合ワクチン (例:DTaP-IPV/HibとDTaP-IPV-HepB)や1価ワクチン(例:ActHib、HepB、IPV)を変更して接種した小児では必要とするワクチン製剤が接種施設にストックされていない可能性があるため、医療従事者は適切なワクチンを確実に接種し不要なワクチンの接種を最小限にするよう努力する必要がある。ActHIBとPentacelに関する情報を入手するための連絡先を紹介した。
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