ホームIMICライブラリMMWR抄訳2009年(Vol.58)新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス感染による・・・
2009/05/22Vol. 58 / No. 19
MMWR58(19):536-541
Hospitalized Patients with Novel Influenza A (H1N1) Virus Infection - California, April-May, 2009
2009 年5月17日の時点で、カリフォルニア州では新型インフルエンザA(H1N1)症例が61の地域保健管轄区のうち32区より553例(確認例:333、疑いのある症例:220例)報告されている。ここでは、このうち入院した30例について報告する(入院例は新型インフルエンザA(H1N1)確認例または感染の疑いのある症例で24時間以上病院にいた症例とする)。入院例は確認例:26、疑いのある症例:4例であり、発症日は4月3日~5月9日、州南部または中央部の11郡から報告されており、うち15例(50%)はサンディエゴおよびインペリアル郡からの報告であった。年齢は27日齢~89歳(中央値:27.5歳)、性別は女性:21、男性:9例、4例(13%)は発症前7日間にメキシコへ旅行しており、ブタおよび感染確認例と接触のあった症例はなかった。肺炎および脱水症の診断により入院した症例が多く、19例には基礎疾患(喘息、慢性閉塞性疾患などの呼吸器疾患:11、免疫不全:6、うっ血性心不全、冠動脈疾患などの慢性心疾患:5、糖尿病:4、肥満:4など)があり、症状は発熱(97%)、咳(77%)、嘔吐(46%)、息切れ(43%)が多く、下痢を来した症例は少なかった(10%)。ICUへの入院は6例、うち4例は人工呼吸器を必要とした。また、妊婦は5例であり、うち2例にて合併症を認め、1例は13週にて自然流産、もう1例は35週にて前期破水となった。病院でインフルエンザAの検査を受けた24例のうち、16例は迅速抗原検査陽性、5例は陰性、3例は他の方法で陽性であった。oseltamivirは15例(50%)に投与された。季節性インフルエンザワクチンの接種歴のある症例は6/22例(27%)であった。5月17日の時点において、23例が退院し、自宅に戻っている。入院期間の中央値は4日間(1~10日)であり、7例がまだ入院中である。
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