2007年11月13日午前3:00(アメリカ山岳部標準時間)現在、CDCに報告された西ナイルウイルス(WNV)サーベイランスデータの概要を示す。CDCには計43州よりWNV疾患3,304例が報告され、うち1,803例(55%)は男性で、年齢中央値は51歳(1ヶ月～97歳)、発症日は1月8日～11月6日であり、うち93例が死亡している。西ナイルウイルス血症ドナー推定例(PVD)は286例(カリフォルニア:46、テキサス:40、ノースダコタ:24、サウスダコタ:21、コロラド:20、ミネソタ:17、オクラホマ:16、アリゾナ/ミシシッピ/モンタナ:13、ミズーリ:12、ルイジアナ:8、オハイオ:7、アイオワ/ケンタッキー/ユタ:5、ニューメキシコ:4、プエルトリコ/ワイオミング:3、インディアナ/ペンシルベニア:2、イリノイ/ニューヨーク/ノースカロライナ/サウスカロライナ/テネシー/バージニア/ウイスコンシン:1)報告されており、うち2例(60、71歳)がその後、神経浸潤性疾患を、59例[48(16-79)歳］が西ナイル熱を発症した。さらに34州とNYCにて死亡カラス1,599羽およびその他の死亡鳥類473羽を認め、33州にてウマ、アイダホ、ミシシッピ、オレゴン州にてイヌ4匹、カリフォルニア、オレゴン州にてリス27匹、アイダホ、モンタナ州にて種不明動物3匹のWNV感染を認めた。また、11州およびプエルトリコよりセンチネル鶏764群のWNV抗体陽転、36州およびDC、NYCにて7,772のWNV陽性蚊プールが報告されている。