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MMWR抄訳

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2007/04/06Vol. 56 / No. 13

MMWR56(13):297-301
Fatal Occupational Injuries - United States, 2005

致死性労働災害-米国、2005年

労働統計局(BLS)によって収集されるCensus of Fatal Occupational Injuries(CFOI)の年次データは、米国で発生する致死性労働災害情報を提供している。CDCのNational Institute for Occupational Safety and Health(NIOSH)は、National Occupational Research Agenda(NORA)に関連する調査および評価活動を支援するために、CFOIのデータを使用し、NORAは、労働現場の安全と保健調査を奨励するために、官民セクター間で共同管理している。BLSは、初めてCFOIを発表した1992年以来、全50州とコロンビア特別区からの致死性労働災害に関するデータを年次に報告している。2005年は、合計5,702人の労働災害による死亡者数および10万人の労働者につき4.0の死亡率で、1992年(6,217人、5.2)と比較して死亡者数で8%の減少、死亡率で23%の減少であった。この報告は、2005年のデータを要約し、労働現場での致死性災害の最高率は高速道路での事故、次に転落、物との衝突、殺人であることを示した。労働現場における死亡数を減少するためには、労働者を対象とした輸送対策(トラックの安全、高速道路工事現場の安全など)が州と地方の輸送機関によって強化され、一般市民のための高速道路の安全対策と連携されることが必要である。2005年、米国の労働災害による死亡者のうち男性は93%で、死亡率は女性と比較して12倍(10万人につき6.9対0.6)であった。また、35~54歳の労働者が労働災害死亡者の46%で、死亡率は16~19歳の2.3から65歳以上の11.3まで、年齢と共に増加した。労働災害による死亡者の約43%は交通事故によるもので、その58%(1,428人)は高速道路での事故であり、他は乗物や工事用機器による衝突、高速道路以外の自動車の乗員であった。交通関連以外は、器物との接触、襲撃、暴行、転倒などであった。1992~2005年、高速道路での事故は、依然として致死性労働災害の主要原因であり、その割合はほぼ変わらず、1992年の10万人の労働者につき0.96から2005年の1.0までの範囲であった。同時期における転落事故もほぼ一定で、1992年の0.50から2005年の0.54までの範囲であったが、殺人の割合は1992年の0.87から2005年の0.39まで減少した。

References

  • CDC. The national occupational research agenda (NORA). Cincinnati, OH: US Department of Health and Human Services, CDC, National Institute for Occupational Safety and Health; 2006. Available at http://www.cdc.gov/niosh/nora.
  • Bureau of Labor Statistics. National census of fatal occupational injuries in 2005. Washington, DC: US Department of Labor, Bureau of Labor Statistics; 2006. Available at http://www.bls.gov/news.release/pdf/cfoi.pdf.
  • Bureau of Labor Statistics. Occupational injury and illness classification manual. Washington, DC: US Department of Labor, Bureau of Labor Statistics; 1992. Available at http://www.bls.gov/iif/oshoiics.htm.
  • US Bureau of the Census. North American industry classification system. Washington, DC: US Bureau of the Census; 2006. Available at http://www.census.gov/epcd/www/naics.html.
  • Bureau of Labor Statistics. Current population survey, 2005, and labor force, employment, and unemployment from the current population survey. In: BLS handbook of methods. Washington, DC: US Department of Labor, Bureau of Labor Statistics; 2003. Available at http://www.bls.gov/cps/home.htm.
  • World Health Organization. International statistical classification of diseases and related health problems, tenth revision. Geneva, Switzerland: World Health Organization; 1992.
  • CDC. Deaths: final data for 2004. US Department of Health and Human Services, CDC, National Center for Health Statistics; 2007. Available at http://www.cdc.gov/nchs/deaths.htm.
  • CDC. Work-related roadway crashes-United States, 1992-2002. MMWR 2004;53:260-4.

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