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MMWR抄訳

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2006/10/13Vol. 55 / No. 40

MMWR55(40): 1097-1098
West Nile Virus Activity - United States, January 1-October 10, 2006

西ナイルウイルス活性-米国、2006年1月1日~10月10日

この報告は、2006年10月10日山岳部夏時間午前3時に、ArboNETを通じてCDCに報告された西ナイルウイルス(WNV)調査データを要約している。合計41州とコロンビア特別区は、ヒトWNV病3,135症例をCDCに報告したが、入手データ合計1,717症例(55%)は男性に発症し、患者の年齢中央値は50歳(範囲:3ヵ月~99歳)であった。発症日は1月6日から9月25日の範囲で、合計97症例が死亡した。2006年には合計260症例の推定西ナイルウイルス血症ドナー(PVDs)がArboNETに報告されており、40症例はネブラスカ州から、27症例はテキサス、24症例はユタ、21症例はコロラド、15症例はカリフォルニア、14症例はルイジアナ、各11症例はノースダコタとサウスダコタ、各10症例はアイオワとウイスコンシン、各9症例はアリゾナ、ミシシッピー、オクラホマ、8症例はカンサス、6症例はアイダホ、各5症例はミネソタとバージニア、各4症例はケンタッキーとミズーリ、各3症例はイリノイ、モンタナ、ネバダ、2症例はミシガン、各1症例はアーカンソー、メリーランド、ニューヨーク、オハイオ、オレゴン、ペンシルバニア、ワイオミングから報告された。260名のPVDsのうち、3症例(年齢中央値:73歳[範囲:26~74歳])はその後神経侵襲性疾患、41歳患者の1症例は他の疾患、54症例(年齢中央値:46歳[範囲:17~70歳])は西ナイル熱を発症した。さらに、2006年には41州とニューヨーク市でWNV感染した死亡カラス2,746羽およびその他の死亡鳥類636羽が報告された。またWNV感染は34州でウマ、カンサス州でリス1例、ノースカロライナ、ワイオミング州で未確認動物2例に報告された。WNVセロコンバージョンは、12州の682羽の感染検知用ニワトリ群に報告され、合計10,157のWNV陽性蚊プールは38州、コロンビア特別区およびニューヨーク市から報告されている。

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