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MMWR抄訳

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2006/04/07Vol. 55 / No. 13

MMWR55(13):368-370
Update: Influenza Activity - United States, March 19-25, 2006

最新情報:インフルエンザの動向-アメリカ、2006年3月19~25日

2006年3月19-25日において、広範囲のインフルエンザ流行が報告された州は16州に減少し、16州にて地域的、13州にて局所的、5州にて散発的な流行が報告されている。WHOおよびNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance System(NREVSS)研究所における検査検体(3,158検体)中681検体(21.6%)がインフルエンザ陽性であり、サブタイプはA(H3N2):77検体、A(H1N1):70検体、サブタイプ分析されていないインフルエンザA型:347検体、B型:187検体であった。2005年10月2日以降の検査検体数は110,066検体となり、陽性率は12.3%(13,532検体)、A型:11,989[88.6%、A(H3N2):4,629、A(H1N1):246]、B型:1,543(11.4%)となった。過去3週(第10-12週)の検査検体陽性率は南大西洋地域:30.6%、中部東南部:28.6%、太平洋地域:9.7%であった。インフルエンザ様疾患(ILI)による外来受診率は2.5%と全国基準値(2.2%)を上回り、肺炎およびインフルエンザ(P&I)による死亡率は122 Cities Mortality Reporting Systemに報告された全死亡例の7.7%と流行閾値(8.3%)を下回った。また、2005年10月2日-2006年3月25日にCDCに報告された18歳未満のインフルエンザによる死亡は19例、Emerging Infections Program(EIP)に報告されたインフルエンザによる入院は、0-4歳の小児にて人口1万人あたり1.88、5-17歳の児童は0.22であった。鳥インフルエンザ[インフルエンザA(H5N1)]のヒト感染例はアメリカでは報告されておらず、2003年12月-2006年4月4日にWHOに報告された感染例は計191例[うち死亡例108(57%)]で、アゼルバイジャン、カンボジア、中国、エジプト、インドネシア、イラク、タイ、トルコおよびベトナムでの発生であり、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。

References

  • Ungchusak K, Auewarakul P, Dowell SF, et al. Probable person-to-person transmission of avian influenza A (H5N1). N Engl J Med 2005;352:333-40.

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