ホームIMICライブラリMMWR抄訳2006年(Vol.55)世界的な麻疹死亡者減少における進歩、1999~20・・・
2006/03/10Vol. 55 / No. 9
MMWR55(9):247-249
Progress in Reducing Global Measles Deaths, 1999-2004
発展途上国では依然として麻疹によって小児が死亡し、2001-2005年、WHOとUNICEFはこれらの発展途上国45ヶ国を対象に麻疹死亡率の低下を目的とした包括的戦略(予防接種率90%および2回接種の達成)を実施している。毎年7月までに報告される予防接種率は、1999年:71%から2004年:76%に増加しており、特にアフリカサハラ砂漠以南(49%から65%)、南アジア(54%から65%)にて顕著であった。また、2004年には計168ヶ国(88%)にて2回目の接種が提供され[2001年:150ヶ国(78%)]、2000-2004年に追加接種活動(SIAs)の提供は36ヶ国となり、これらSIAsは9ヶ月-14歳の小児2億3,200万人を対象とし、推定2億1,500万人(93%)に接種された。また、麻疹死亡率は1999年:871,000例から2004年:454,000例と約48%低下し、サハラ砂漠以南では59%低下、次いで東アジア/太平洋諸国(52%)、アフリカ中東部および北部(50%)にて大きく低下していた。
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