ホームIMICライブラリMMWR抄訳2006年(Vol.55)おたふくかぜの流行-イギリス、2004~2005年
2006/02/24Vol. 55 / No. 7
MMWR55(7):173-175
Mumps Epidemic - United Kingdom, 2004-2005
イギリスでは2004-2005年にかけておたふくかぜが流行し、開業医により臨床的におたふくかぜと診断された患者数は2004年:16,367例、2005年第1四半期:20,653例、第2四半期:21,918例と増加し、第3四半期:7,907例、第4四半期:5,882例と減少に転じている(2006年1月には約500例/週)。2004年の診断例のうち、10,641例(65.0%)の口腔液IgM検査が行われ、陽性例は6,047例(56.8%)であり、血清IgM検査と合わせ、確定診断例は8,128例(49.7%)であった[1999-2003年:3,907/13,087例(29.9%)]。また、年齢別では2004年、79.1%の症例が15-24歳であり、うちMMRワクチン2回接種例は3.3%、1回接種:30.1%であった。2005年には大学に通う19-23歳の症例が急増したため、UK Health Protection Agencyは休暇の帰省前にMMRの2回接種、また、多くの大学が新入生に対し入学前の接種を勧めている。
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