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MMWR抄訳

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2006/01/27Vol. 55 / No. 3

MMWR55(3):74-76
Update: Influenza Activity - United States, January 8-14, 2006

最新情報:インフルエンザの動向-アメリカ、2006年1月8~14日

2006年1月8-14日において、インフルエンザの広範囲の流行が報告された州は8州となり、14州にて地域的、11州にて局所的、16州にて散発的な流行が報告されている。WHOおよびNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance System(NREVSS) 研究所における検査検体(2,016検体)中238検体(11.8%)がインフルエンザ陽性であり、サブタイプはA(H3N2):105検体、A(H1N1):2検体、その他A型:125検体、B型:6検体であった。2005年10月2日以降の検査検体数は43,434検体であり、陽性率は4.8%(2,092検体)、うちA型:2,026[96.8%、A(H3N2):1,075、A(H1N1):7]、B型:66(3.2%)であり、山岳地域および太平洋地域にて高値であった[それぞれ36.0%(754検体)、22.9%(479検体)]。この週のインフルエンザ様疾患(ILI)による受診率は2.1%と全国基準値(2.2%)を下回り、肺炎およびインフルエンザ(P&I)による死亡率は7.8%と流行閾値(8.1%)より下回った。また、10月1日-1月14日においてEmerging Infections Program(EIP)に報告されたインフルエンザによる入院例は、0-4歳の小児で人口10万人あたり0.48、5-17歳の小児は0.02であった。鳥インフルエンザA(H5N1)のヒト感染例はアメリカでは報告されておらず、2003年12月-2006年1月14日の間にWHOに報告された感染例は計151例[うち死亡例82(54%)]、カンボアジア、中国、インドネシア、タイ、トルコおよびベトナムでの発症であり、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。

References

  • Ungchusak K, Auewarakul P, Dowell SF, et al. Probable person-toperson transmission of avian influenza A (H5N1). N Engl J Med 2005;352:333-40.

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