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MMWR抄訳

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2005/12/02Vol. 54 / No. 47

MMWR54(47):1208-1212
Adult Participation in Recommended Levels of Physical Activity -United States, 2001 and 2003

推奨レベルの身体活動への成人の参加-アメリカ,2001年および2003年

身体活動は健康上有益であり、不活動性は虚血性心疾患や糖尿病などのリスク上昇につながる。CDCとAmerican College of Sports Medicineは、成人に対し健康のため中等度強度の身体活動をほぼ毎日最低30分間行うよう推奨している。2010年国民健康目標には、強度が中等度以上の身体活動を定期的に行う成人の割合を50%以上に増加させること、余暇時に身体活動を行わない成人の割合を20%まで低下させることという2つの目標が含まれている。2001年-2003年の全米および州・管轄地域における成人の最低推奨レベルの身体活動参加率と不活動率の変化を調査するため、CDCはBehavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)調査の2001年と2003年のデータを分析した。成人の最低推奨レベルの身体活動参加率(年齢調整)は2001年45.3%、2003年45.9%と変化はみられなかった。この期間中、41州・管轄地域で身体活動参加率の増加がみられたが、有意に増加したのは9州だけであった。また12州・管轄地域で参加率は低下し、4州・管轄地域ではその低下が有意であった。2003年に強度が中等度以上の身体活動への定期的参加率が国民健康目標である50%以上であったのは、22州とワシントンDCであった。不活動的生活者(強度が中等度以上の身体活動を週10分以上行わない)の割合も2001年16.0%、2003年15.6%と変化がみられなかった。その割合は32州・管轄地域で低下し(14州は有意な低下)、19州・管轄地域では増加した(5州・管轄地域は有意な増加)。米国成人の半数以上が最低推奨レベルでの身体活動を行っていないことから、連邦・州・地域の公衆衛生局は地域社会や職場における身体活動の機会増加などの努力を続けていく必要がある。

References

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  • Ham SA, Yore MM, Fulton JE, Kohl HW III. Prevalence of no leisuretime physical activity-35 states and the District of Columbia, 1988- 2002. MMWR 2004;53:82-6.
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