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MMWR抄訳

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2005/09/02Vol. 54 / No. 34

MMWR54(34):851-852
Update: West Nile Virus Activity - United States, 2005

最新情報:西ナイルウイルス活性-アメリカ、2005年

2005年8月30日午前3:00(Mountain Daylight Time)現在、CDCに報告された西ナイルウイルス(WNV)サーベイランスデータの概要を示す。2005年には31州(アラバマ、アリゾナ、アーカンソー、カリフォルニア、コロラド、フロリダ、ジョージア、アイダホ、イリノイ、インディアナ、アイオワ、カンザス、ルイジアナ、メリーランド、ミシガン、ミネソタ、ミシシッピ、ミズーリ、モンタナ、ネブラスカ、ネバダ、ニューメキシコ、ノースカロライナ、ノースダコタ、オハイオ、オクラホマ、ペンシルベニア、サウスダコタ、テキサス、ユタ、ウイスコンシン)でWNV疾患689例が報告されている。データが得られた640例中367例(57%)は男性で、年齢中央値は50歳(3ヶ月齢-92歳)、発症日は1月2日-8月24日であり、うち16例(カリフォルニア:7、ルイジアナ:4、ミネソタ/ミシシッピ/ミズーリ/サウスダコタ/テキサス:各1)が死亡している。西ナイルウイルス血症ドナー推定例(PVD)は145例(カリフォルニア:49、テキサス:30、ネブラスカ:22、サウスダコタ:12、ルイジアナ:10、アリゾナ:4、アラバマ/コロラド/アイオワ/ミネソタ/ミシシッピ/ニューメキシコ:各2、イリノイ/ミシガン/ノースカロライナ/ノースダコタ/ペンシルベニア/ユタ:各1)報告されており、うち2例(53、56歳)がその後neuroinvasive疾患を、35例[年齢中央値46歳(17-77歳)]が西ナイル熱を発症した。さらに37州で死亡カラス2,290羽およびその他の死亡鳥類483羽を認め、27州にてウマ、ミネソタ、ネブラスカ州にてイヌ3匹、アリゾナ州にてリス4匹、アリゾナ、イリノイ、サウスダコタ州にて種不明動物3匹のWNV感染を認めた。また、12州よりセンチネル鶏540群のWNV抗体陽転、35州にて6,290のWNV陽性蚊プールが報告されている。

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