ホームIMICライブラリMMWR抄訳2004年(Vol.53)西ナイルウイルス活性-アメリカ,2004年10月1・・・
2004/10/22Vol. 53 / No. 41
MMWR53(41):971-972
West Nile Virus Activity - United States, October 13-19, 2004
2004年10月13―10月19日、西ナイルウイルス(WNV)症例は、20州(アリゾナ、アーカンソー、カリフォルニア、コロラド、イリノイ、インディアナ、アイオワ、カンザス、メリーランド、ミシガン、ミシシッピ、ミズーリ、ネバダ、ニューメキシコ、ノースカロライナ、オクラホマ、ペンシルベニア、サウスダコタ、ウイスコンシンおよびワイオミング州)にて200例が報告され、2004年の症例数は40州とワシントンDCで計2,151例となり、うち687例(32%)がカリフォルニア州、378例(18%)がアリゾナ州、276例(13%)がコロラド州での発症であった。データの得られた2,118例中1,232例(58%)が男性で、年齢中央値は52歳(1ヶ月齢―99歳)、発症日は4月23日―10月6日、死亡例は68例となった。西ナイルウイルス血症推定ドナー例(PVD)は191例(カリフォルニア70、アリゾナ37、テキサス16、ニューメキシコ15、コロラド/ルイジアナ各7、オクラホマ6、ネバダ5、ジョージア4、フロリダ/ミシガン/サウスダコタ各3、ミネソタ/ミシシッピ/ミズーリ/ウイスコンシン各2、デラウエア/アイオワ/ネブラスカ/ニュージャージー/ノースダコタ/オレゴン/ペンシルベニア各1)報告され、そのうち3例はその後neuroinvasive疾患を、45例[年齢中央値:52歳(17―73歳)]は西ナイル熱を発症した。2004年には、45州とニューヨーク市(NYC)より死亡カラス5,073羽と他の死亡鳥類1,263羽、36州にてウマ、ウイスコンシン州にてコウモリ1羽、ネバダ、ニューメキシコ、ウイスコンシン州にてイヌ7匹、その他8州にて種不明動物13頭におけるWNV感染が報告されている。また、13州よりセンチネル鶏1,195群のWNV抗体陽転、38州、ワシントンDCおよびNYCより7,262のWNV陽性蚊プールが報告されている。
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