2004年10月6日―12日、18州(アリゾナ州、フロリダ州、イリノイ州、カンサス州、ルイジアナ州、ミシガン州、ミネソタ州、ミズーリ州、ネバダ州、ニュージャージー州、ニューメキシコ州、ノースダコタ州、オハイオ州、オクラホマ州、ペンシルベニア州、テネシー州、テキサス州、ユタ州)より西ナイルウイルス(WNV)疾患86症例がCDCに報告された。2004年には、40州よりWNV疾患1,951症例がCDCに報告された。このうち583例(30%)はカリフォルニア州、375例(19%)はアリゾナ州、225例(12%)はコロラド州からの報告であった。データが入手できた1,919例中1,118例(58%)は男性で、年齢中央値は51歳(1ヶ月齢―99歳)、発症日は4月23日―9月28日であった。62例が死亡した。西ナイルウイルス血症ドナー推定例(PVD)は184例で、このうち70例(38%)はカリフォルニア州、37例(20%)はアリゾナ州からの報告であった。PVD184例中3例(35歳、69歳、77歳)はその後neuroinvasive疾患を、40例(年齢中央値:52歳、17―73歳)は西ナイル熱を発症した。2004年には、45州より死亡カラス4,831羽と他の死亡鳥類1,183羽、36州より馬、1州よりコウモリ1匹、3州より犬6匹、2州よりリス6匹、8州より未確認動物種13匹におけるWNV感染が報告され、13州よりセンチネル鶏1,195群のWNVセロコンバージョン、37州より6,925のWNV陽性蚊プールが報告された。