ホームIMICライブラリMMWR抄訳2004年(Vol.53)西ナイルウイルス活性-アメリカ,2004年9月29・・・
2004/10/08Vol. 53 / No. 39
MMWR53(39):922-923
West Nile Virus Activity - United States, September 29-October 5, 2004
2004年9月29―10月5日、西ナイルウイルス(WNV)症例は、18州(アラバマ、アリゾナ、アーカンソー、カリフォルニア、フロリダ、ジョージア、イリノイ、アイオワ、カンザス、ケンタッキー、ミネソタ、ミズーリ、オハイオ、オクラホマ、ペンシルベニア、サウスダコタ、テキサスおよびバージニア州)にて81例が報告され、2004年の症例数は40州で計1,865例となり、うち583例(31%)がカリフォルニア州、370例(20%)がアリゾナ州、225例(12%)がコロラド州での発症であった。データの得られた1,833例中1,071例(58%)が男性で、年齢中央値は51歳(1ヶ月齢―99歳)、発症日は4月23日―9月23日、死亡例は59例となった。西ナイルウイルス血症推定ドナー例(PVD)は177例(カリフォルニア70、アリゾナ37、テキサス15、ニューメキシコ12、コロラド/ルイジアナ/ネバダ各5、ジョージア/オクラホマ各4、フロリダ/サウスダコタ各3、ミネソタ/ミズーリ/ウイスコンシン各2、デラウエア/アイオワ/ミシガン/ネブラスカ/ニュージャージー/ノースダコタ/オレゴン/ペンシルベニア各1)報告され、そのうち3例はその後neuroinvasive疾患を、36例[年齢中央値:53歳(17―73歳)]は西ナイル熱を発症した。2004年には、45州より死亡カラス4,706羽と他の死亡鳥類1,138羽、36州にてウマ、ウイスコンシン州にてコウモリ1羽、ネバダ、ニューメキシコ、ウイスコンシン州にてイヌ6匹、その他8州にて種不明動物13頭におけるWNV感染が報告されている。また、13州よりセンチネル鶏964群のWNV抗体陽転、36州、ワシントンDCおよびNYCより6,585のWNV陽性蚊プールが報告されている。
Copyright © 2013 International Medical Information Center. All Rights Reserved.