ハリケーンチャーリー後の高齢者における必要物資と健康状態の迅速な評価－シャルロット、デソト、ハーディ郡、フロリダ州,2004年8月27～31日

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MMWR抄訳

2004/09/17Vol. 53 / No. 36

MMWR53(36):837－840
Rapid Assessment of the Needs and Health Status of Older Adults After Hurricane Charley - Charlotte, DeSoto, and Hardee Counties, Florida, August 27-31, 2004

ハリケーンチャーリー後の高齢者における必要物資と健康状態の迅速な評価－シャルロット、デソト、ハーディ郡、フロリダ州,2004年8月27～31日

Florida Department of Health(FLDOH)は、ハリケーンチャーリーの被災者のうち60歳以上の高齢者における被災後の生活に必要とする物資に関する調査をCDCに依頼し、特に高齢者の多いシャルロット、デソト、ハーディ郡において、被災後の生活状況、必要物資、緊急および復旧に関する情報提供、被害状況を把握する専門家の派遣状況が調査された。シャルロット郡(8月27日調査)では全世帯の約93%がハリケーンによる被害を受け、持病を持つ高齢者がいる家庭では、約28%が定期的な医療ケアが受けられなかったと報告した。デソト郡(8月28日調査)では全世帯の約48%が移動住宅での生活を強いられ、19%が居住不可となり、約54%が依然衛生設備の復旧待ちの状態であった。ハーディ郡(8月29－31日調査)では全世帯の80%が被災したが、ほとんどが家は居住可能であると回答し、居住不可は12%であった。電気および水道は94%の家庭で復旧しており、処方薬を入手できなかった家庭は9%であった。これらの調査結果から、医療サービス(持病に対する処方薬の提供)、衛生設備の復旧、飲料や料理に使うボトル入りの水の提供、社会ネットワークの復旧などの必要性が明らかとなった。

References

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