2004年7月14―20日、7州(アリゾナ州、カリフォルニア州、フロリダ州、ニューメキシコ州、ニューヨーク州、サウスダコタ州、テキサス州)より西ナイルウイルス(WNV)疾患74症例がCDCに報告された。2004年には、12州よりWNV疾患182症例がCDCに報告され、このうち125例(69%)はアリゾナ州からの報告であった。182例中94例(54%)は男性で、年齢中央値は51歳(1―84歳)、発症日は4月23日―7月14日であった。182例中4例が死亡した。西ナイルウイルス血症ドナー推定例(PVD)は23例(アリゾナ州:21、アイオワ州:1、ニューメキシコ州:1)報告され、そのうち2例(66歳、69歳)はその後neuroinvasive疾患を、5例(年齢中央値:52歳、22―63歳)は西ナイル熱を発症した。2004年には、31州より死亡カラス1,264羽と他の死亡鳥類130羽、10州より馬39頭におけるWNV感染が報告され、4州よりセンチネル鶏173群のWNVセロコンバージョン、16州より591のWNV陽性蚊プールが報告された。