ホームIMICライブラリMMWR抄訳2004年(Vol.53)最新情報:中国からの養子における麻疹
2004/06/04Vol. 53 / No. 21
MMWR53(21):459-459
Update: Measles Among Children Adopted from China
2004年3月にアメリカから中国に旅行した養子に関連する麻疹症例は、2004年5月2日現在、10例確診されている。4月18日以降は報告されておらず、症例は全て合併症なく回復していることから、CDCは症例が出た中国の孤児院からの一時的な養子縁組の停止を解除した。確診例10例のうち9例は中国にいた時点で麻疹に感染していた12―18ヶ月齢の養子であり、3月26―27日にメリーランド、ニューヨークおよびワシントン州を訪れた。他の1例はワシントン州へ向かった18ヶ月齢の麻疹症例との接触により感染した19歳の女子学生であった。症例は中国フーナン省にあるZhuzhou Child Welfare Instituteとの関連性があるため、この施設では5月24日に全ての孤児に対する予防接種が実施された。その後21日間新たな症例の報告はなく、麻疹の発症は抑止されたものと判断されている。
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